お宮参りとは赤ちゃんの誕生と無事に
最初の一ヶ月を過ごすことができたことを祝い、
神社などにお参りに行くことです。
一般的に生後30日前後に(地方により1、2日前後する)
行うものとされていますが、
いつまでにしなくてはいけない、
といった決まりは特にありません。
お宮参りをする意味や由来は?
正式には初宮参りと呼ばれ、
赤ちゃんがその土地の守り神である
産土神(うぶすながみ)と対面し、
その土地の一員になったことを認めてもらい
子どもの健康と長寿を祈る行事です。
参拝時は、父方の祖母が赤ちゃんを抱っこするのが正式です。
本来、お母さんは体を休める為にお宮参りには
参加しませんでした。
産後に神様に挨拶をする行事は古来よりあり、
「産土詣(うぶすなもうで)」と呼ばれていました。
室町時代頃から現在の「お宮参り」が
一般化されたといわれています。
実例!お宮参りしない人は結局困っていないという事実!?
「そろそろお宮参りをする頃だけど、どうしよう?」と
迷っている人、案外いますよね。
我が子の幸せを祈る儀式となると、
行わないのは良くないのでは?
と心配する人もいるでしょう。
しかし、お宮参りをしない人って
実は周りに結構います。
実際にお宮参りをしなかった知り合いの意見を
簡潔に紹介いたします。
「家族みんなの都合の良い日が見つからないまま、
あっという間に1歳を迎えた。」
「元々そういった慣習にとらわれない家庭で育ったので
気にもしなかった。」
「お宮参りの時期が真夏だったので母子共に
体調を崩しそうで結局やめることにした。」
「友達に聞いたら意外とやってない人が多く、
それなら自分もやらなくていいや、
と単純に思ったから。」
「子育てに奮闘し余裕ゼロの再中、
お宮参りの予約やら、衣装決め、
会食など事前手配が何気に多くて大変だったから。」
「産後間もなくの外出はとにかく一苦労で、
赤ちゃんの体調や機嫌などを考え出したら
余計な精神的負担が増えてしまいやらないことにした。」
こういった
『お宮参りをしなかった人達の理由』がありますが、
特にあの時やっておけば良かった、
といった後悔の声はありませんでした。
あくまでもお宮参りの目的は前述のとおり、
子どもの誕生を祝い、健やかな成長を祈ることです。
生まれて間もない赤ちゃんや、
産後のお母さんの体調、
時期的な問題もありますから無理する
必要はありませんね。
どうしてもこういった儀式的なことは
固く考えがちです。
柔軟にいきましょう。
お宮参りのいわゆるフルコースをこなさなくても
全く問題ありません。
まとめ
お宮参りをしなくても
その後も子どものお祝い行事は沢山あります。
お食初め、初節句、初誕生(満1歳で一升餅を背負う儀式)、
七五三など。
調べてみたらこんな行事もあったの?!
何てこともあるでしょう。
こういった祝い行事への考え方、やる、やらないは
各家庭、千差万別だということを知っておきましょう。
簡単でも何かやっておきたいなら、
自宅でちょっとしたお祝いをしても良いですね。
また、時期にこだわらず近所の神社へ
出かけてみるのも良いでしょう。
これだけでも気持ち的にスッキリし、
良い記念日となるでしょう。