普段何気なく行っている行事って色々ありますよね?
その一つに「お月見」も該当しませんか?
お月見が具体的に何をする日なのか、
知らない方も多いはずです。
お月見は、簡単に言うと
「満月を見て楽しむこと」だとされています。
しかし、時を遡れば、
色々な意味が込められていることがわかります。
本文では、お月見についてより
具体的な内容をご紹介していきたいと思います。
毎年何気なく行っているお月見…
もしかしたら、
お月見すらやっていない方もいるでしょう。
今回、お月見について詳しく知ることができれば、
お月見を楽しむことができるようになるはずです!!
目次
お月見にはこんな意味が!!昔は何をする日だった??
お月見は、満月を見て楽しむ日とされていますが、
実は、昔の人たちはちゃんとした意味があって
行っていたことなんです。
日本でお月見が行われ始めたのは、
平安時代とされています。
その頃は、月を鑑賞するという
今と変わらない意味を持つ風習でした。
この風習自体、実は中国で行われていたものであり、
日本にはその風習が伝わってきたことが
きっかけでお月見が行われるようになりました。
日本に伝来後は、身分が高い人たちの間で
行われていましたが、時代を経るごとに
庶民の間にも親しまれるようになりました。
庶民の間に広まると、ちょうどお月見の時期が
食物の収穫時期と重なるため、豊作を祈願する
という意味も込められるようになったのです。
実は、お月見にお団子やススキなどの
お供え物をするようになったのも
庶民の間に広まったことがきっかけです。
秋に収穫される食物の一つである
「里芋」に見立てて「お月見団子」を
添えるようになりました。
ススキは、秋に収穫される
稲穂に見立てて並べられたとされています。
お月見で用意するものは、主に4つ。
お月見団子
購入しても、作っても◎。
三方(三宝)
お月見団子を乗せるものなのですが、
無い場合はお盆やお皿に半紙などの
白い紙を乗せて代用しても◎。
秋に収穫される食物
秋と言えば、里芋やさつまいも、柿、栗などですね♪
ススキ
ススキはお花屋さんでも見かけますよ~。
5本~飾ればOKです。
花瓶や空き瓶などを利用しましょう。
お月見っていつ?毎年違うの?今年は何月何日?
お月見の日は、毎年異なります。
ちなみに、2018年は「9月24日月曜日」です。
2019年は「9月13日金曜日」です。
お月見の日がどのように決まっているかというと、
旧暦の「8月15日」を基準にして考えらえています。
十五夜の日は、
別名「中秋の名月」と言われています。
この名の通り、
秋の真ん中の日とされていたんですね。
ちなみに、昔の暦では…
- 1~3月→春
- 4~6月→夏
- 7~9月→秋
- 10~12月→冬
でした。
そうなると、中秋…つまり秋の真ん中は、
8月にあたります。
さらに、8月の真ん中の日…
つまり「8月15日」が中秋になりますよね♪
現代では、この旧暦の8月15日にあたる日が、
十五夜(お月見)になるのです。
意外と簡単!お月見団子はどうやって作るの?
お月見と言えば、「お月見団子」ですよね~♪
購入しても良いのですが、
お子さんがいる家庭などでは
一緒に作るのも楽しそうですよね☆
そこで、こちらではお月見団子の作り方を
ご紹介していきたいと思います。
用意するもの
- 上新粉 150g
- グラニュー糖 大さじ1
- 熱湯 130ml
- 耐熱ボウル
- ゴムべら
- 大きめの鍋
- ざる
作り方
*こちらで紹介する分量は、
お月見団子13~15個分です。
十三夜であれば13個、十五夜であれば
15個のお団子を用意しましょう。
1.上新粉とグラニュー糖を耐熱ボウルに入れて、
ゴムべらでよく混ぜる。
2.そこへ熱湯を加えてさらに混ぜる。
3.粗熱が取れたら、手でこねてまとめる。
13~15個に分けて丸める。
4.大きめの鍋にお湯を沸かし、
沸騰したら3を入れて茹でる。
途中で上下を返すように混ぜながら15分茹でる。
5.茹で上がったら氷水にあげる。
6.お団子の水気を切り、ざるにあげ、
うちわなどであおぎ、表面に照りを出す。
参考URL:
https://www.orangepage.net/recipes/detail_137817
お手製お月見団子!いつ食べるべきかはズバリ…
用意したお月見団子は、
その日のうちに食べても良いのでしょうか?
正解は…◎!!
仏壇へのお供え物などと一緒で、
イベント時に用意する食べ物としては
なかなか手が付けにくいお月見団子。
しかし、市販の物は
少し日持ちするかもしれませんが、
手作りの物だと日持ちしません。
なるべく当日中に食べるのがベストです。
翌日でも良いのですが、
冷蔵庫に入れてしまうと硬くなってしまいますし、
季節的にも常温で保存するのは少し怖いですよね。
ですので、用意したお月見団子は
その日のうちに食べてしまいましょう♪
まとめ
いかがでしたか?
お月見は何をするのかわかりましたでしょうか?
また、用意するお月見団子の作り方なども
参考になりましたか?
忙しい現代人には、キレイな月を
ゆっくり眺める時間も無いかもしれません。
しかし、昔ながらの風習として、
今年はキレイな月を楽しんでみてはいかがでしょう?
キレイな星や月を見ると、自然と心が休まりますよ♪