記事内に広告を含む場合があります。

ビニールとナイロンの超簡単な見分け方は?2つの違いも徹底解説!

その他
スポンサーリンク

つるつるとした素材のカバンのことを

「ビニールバッグ」や「ナイロンバッグ」と

呼んだりしますよね。

 

「ビニール」も「ナイロン」も

生活の中でよく耳にする身近な素材です。

 

もしかして同じものだと思っていませんか?

 

 

この2つはまったく違う素材なんです。

 

どちらもつるつるとした素材をイメージすると思いますが、

この2つの違いはなんでしょうか。

 

 

最大の違いは、水を通すか通さないかなんです。

 

ナイロンは水を通しますが、

ビニールは水を通しません。

 

水を通すかどうかを確認すれば、

この2つを見分けることも可能なんですよ。

 

 

詳しく説明していきますね。

 

 

ビニールとナイロンの超簡単な見分け方は?

スポンサーリンク

 

ビニールとナイロンは

どちらもプラスチックの一種です。

 

ビニールはポリ塩化ビニル(PVC)という合成樹脂です。

耐水性に優れていて、水を通しません。

 

ナイロンはポリアミドという合成樹脂で、

これは石油を原料とした合成繊維です。

 

吸水性・吸湿性が高く、水は通します。

 

ビニールなのかナイロンなのか見分けるには

水を通すかどうかを見れば簡単に見分けることができます。

 

 

ただし、ナイロンは

レインコートなどに使われることがあります。

 

この場合は繊維に特殊な加工をして、

水を通さないようにしてあります。

 

水を通すかどうかの見分け方は使えませんね。

 

 

そんな時は、

熱いお湯に入れて見分ける方法があります。

 

60℃くらいのお湯に入れてみてください。

もし柔らかく変化すれば、それはビニールです。

 

変化しなければ、ナイロンということになります。

 

 

この見分け方は、ビニールとナイロンは

柔らかくなる温度(軟化点)が違うためにできる見分け方なんです。

 

 

お湯に入れてみるときは、

くれぐれもやけどしないように

気を付けてくださいね!

 

 

ビニールとナイロンの違いは?つくりや活用されるものなどを解説!

 

実はビニールとナイロンが同じものだと

思っている人は多いですね。

 

かくいうわたしも、

ずっと同じものの別の呼び方だと思っていました!

 

先ほどもお話ししたように、

水を通すビニールと通さないナイロンは

別の素材です。

 

違いを詳しく見ていきましょう。

 

 

ビニール(ポリ塩化ビニル)

 

合成樹脂のひとつで、加工性に優れています。

 

可塑剤という薬品を添加すると、

硬さを自由に変えることができるので、

硬いものから柔らかいものまで幅広く使われています。

 

色は透明です。

 

 

長所は

 

  • 耐候性に優れ、紫外線にも強い
  • 薬品に強く、ほとんどの酸やアルカリ、塩類の影響は受けない
  • 強度が高い
  • 燃えにくい
  • 電気を通さない
  • 速乾性があり、水を通さない
  • 価格が安い

 

 

短所は

 

  • 熱には弱く、軟化点は65℃から85
  • 耐衝撃性は低い
  • 燃やすとダイオキシンが発生する
  • 有機溶剤(シンナーなど)に弱い

 

となっています。

 

 

どのようなものに活用されているのか

ご紹介します。

 

 

ビニールは柔らかいものだと、

ラップやフィルム、ビニールハウスがあります。

 

硬いものだと、

水道管や雨どい、パイプなどがあります。

 

燃やすとダイオキシンが発生することから、

現在ではあまり衣料品には使われなくなっています。

 

 

水道管とビニールハウスが同じ素材から

できているとは驚きですね。

 

ビニールが硬さを変えられるからこそなせることなのです。

 

 

ナイロン

 

石油を原料とした合成繊維で、

もとは米国のデュポン社の商品名でした。

 

切れにくく、摩擦にも強いため

衣料品に使用されることが多いのが特徴です。

 

色は乳白色です。

 

 

長所は

 

  • 熱には比較的強く、軟化点は180
  • 摩耗や摩擦に強い
  • 燃えにくい
  • 耐衝撃性に優れている
  • 強度が高く、水に濡れても強度は低下しない
  • 速乾性があり、カビや害虫を寄せつけにくい

 

 

短所は

 

  • 静電気が起きやすい
  • 薬品には比較的強いが、酸性には弱い
  • 価格が高い
  • 紫外線に弱い

 

となっています。

 

 

ナイロンは、

スポーツウェアやストッキング、カバンなどの衣料品に

幅広く使われています。

 

衣料品以外だと、切れにくさを活かして

釣り糸や歯ブラシなんかもナイロンで作られています。

 

 

比べてみると、共通する部分もありますが、

同じプラスチックの仲間とはいえ

ずいぶんと違いがあることがわかりますね。

 

 

まとめ

 

ビニールとナイロンはどちらも非常に身近な素材であり、

同じような製品に利用されている場合もあるため

どこが違うのかはあまり知られていませんよね。

 

どちらもプラスチックに属するものですが、

違った特性を持っていることをご紹介しました。

 

 

それぞれの長所を活かして、

幅広い製品に活用されていましたね。

 

 

最大の違いのひとつは水を通すか通さないかです。

 

プールに使われるビニールバッグは、

ビニールでできているので水を通しません。

 

一方、シューズケースなどのナイロンバッグは

水を通します。

 

水を通すかどうかで2つを見分けることができる、

ということでしたね。

 

 

ビニールもナイロンもあなたの周りにもあふれているはずです。

 

どちらの素材が使われているのか、

他にはどんなものに活用されているのかを

ご自分で見つけてみるのもおもしろいかもしれませんね。

タイトルとURLをコピーしました