今や日本人の必需品となった、エアコン。
もう、エアコンのない生活なんて、
考えられないんじゃないでしょうか。
でも、エアコンが普及し始めて20年余りになりますが、
エアコンの弊害も目立つようになってきました。
エアコンの使い方が悪いと、
「カビが発生しやすい環境を作る」
だけでなく、
「カビを撒き散らしてしまう」
こともあるのです!!
たかがカビと侮ってはいけません。
カビは小さくて見づらいため、
健康が悪化してから気づくことも多いのです。
エアコンをつけると咳がひどくなる、
エアコンの使用頻度が上がると
熱っぽい、体がだるい、等の症状があれば、
- 夏型過敏性肺炎
- 夏型肺炎
の可能性があります。
カビはエアコン内部で繁殖して、
風に乗って撒き散らされる場合と、
結露によって室内にカビが発生する場合の
2通りの発生パターンがあります。
特に、エアコン内部で発生すると、
エアコンの送風に乗って拡散するため
害が大きいです。
大事なのは、
- 定期的な掃除
- 湿度の調整
です。
この機会に、あなたのお部屋をチェックしてみては?
ココがポイント!!冷房のカビを追い出して病気を防ごう!!
まず最初に、
カビはウイルスや細菌とは違う
ということを頭に入れておいてください。
ウイルスや細菌は、人間とものすごく違う生物です。
でも、カビはどちらかというと人間に近い生物です。
カビ感染症は「真菌感染症」といって、
治すことが難しいのです。
なぜなら、「人間に近い構造を持つ」
カビをやっつける薬は、
人間にも多少なりとも害があるので
思いっきり使えないのです。
すごく有害なカビは稀ですが、
中途半端に、継続的に被害を与えるために、
発覚が遅れがちになり、治療も長くかかります。
また、ウイルスや細菌は流行りすたりがあって、
時期が終わると流行らなくなります。
でも、カビは結構しぶとくて、
積極的に対処しないと
いつまででも室内に同居し続けます。
カビが好きなのは、
「ホコリ」と「湿度」です。
カビを追い出したいなら、
この二つを排除する必要があります。
ホコリは、服の繊維片だけではありません。
人間の皮膚片もホコリになります。
こういった、
動物性タンパク質のホコリはカビの大好物。
そして、エアコン内部のフィルターに溜ると、
そこがカビの温床になります。
いったん発生してしまうと、
除湿しても成長がゆっくりになるだけで
掃除するまでは残ったまま・・・
特に夏は冷房を使うと思いますが、
冷房運転では結露などで
エアコン内部の湿度が上がり、
カビにとっては天国です。
予防するには、
- フィルター掃除でカビを取り除く
- 定期的に換気する
- エアコン使用後に送風モードで内部の湿気を飛ばす
をときどき実行する必要があります。
特に湿度の高い夏場は要注意です。
なお、余程の専門技能を持っていない限り、
エアコンの細かいパーツについた
汚れやホコリは取りきれません。
予算が許すなら、年に一回は
プロのエアコンクリーニングを
頼めば完璧です!!
通常タイプのエアコンなら1万円前後で、
所要時間は2時間ほどです。
なんだか冷房の効きが悪い?そんな時の4つの原因は?
エアコンを使っていると、
「あれっ何だか効きが悪い?」。
長い間使っていると、
エアコンも色々不調が出てきます。
エアコンの効きが悪い場合、
いくつか原因が考えられます。
- フィルターの汚れ
- ガス漏れ
- 室外機の不調
- 完全な故障
1のフィルターの汚れは、
原因として一番多いです。
室内の空気を取り込むフィルターが
ホコリ等でつまっていれば、
効率が落ちて冷房も暖房も弱まります。
掃除するしかありません。
2のガス漏れは、いろいろな原因で起こります。
室外機とエアコン本体を繋ぐ配管に、
霜がおりていたらガス漏れの可能性が高いです。
老朽化にしろ、初期不良にしろ、
個人の手には余る場合が多いので、
最寄の電気屋さんにみてもらいましょう。
3の室外機は、外の空気を取り込んで、
暑い空気を外に吐出すことで室内を冷やしたり、
冷たい空気を外に吐出すことで室内を暖めます。
室外機に落ち葉等が溜っていたり、
雑草が入り込んで効率を落としてしまうのは
よくある話です。
室外機の周りをチェックして、
落ち葉や雑草が室外機を邪魔しているなら
室外機の掃除をしてみましょう。
4の故障については多くの場合、
リモコンにエラーコードが表示されています。
これは機種ごとに違うので、
取扱説明書を確認して、
場合に応じて取扱店に修理を依頼しましょう。
まとめ
エアコン内部でカビが発生すると、
「夏型過敏性肺炎」などの
健康被害の可能性があります。
カビはエアコン内部で繁殖して、
風に乗って撒き散らされると被害が拡大します。
「定期的な掃除」と「湿度の調整」
でカビの発生を予防できます。
エアコンの効きが悪い原因として、
- 「フィルターの汚れ」
- 「ガス漏れ」
- 「室外機の不調」
- 「完全な故障」
などがあります。
エアコンとよりよく付き合っていきましょう!