「秋に鳴く虫」といえば鈴虫ですよね。
涼しげに鳴く鈴虫の声
風鈴の音色のようで
なんとも清涼感があります。
鈴虫の体長は2㎝前後と小さい昆虫です。
その小さな体に付いている4枚の翅を
こすり合わせて音を出しているんです!
ですが、鈴虫はオスしか鳴くことができません。
オスは縄張り主張の時や、
メスへの求愛行動のため音を奏でます。
オスだけ単独飼育しても
あまり鳴かないとされています><
ですので、オスとメス複数匹飼うといいですよ。
ホームセンターやペットショップにて
500円以内でオスメスのペア購入できます。
私は小学生の時、女の子なのに昆虫好きで
カブト虫をはじめ色々な虫を飼っていました。
その中でもダントツにオススメの虫は鈴虫です!
昆虫が苦手でも
涼しげな音色に魅了されますよ。
なんと言っても飼育するのがとても簡単
鈴虫にとって
気温25℃湿度60%ぐらいが最適なので
土が乾燥したら霧吹きでシュッとしてあげるだけ!
鈴虫は草食性なのでナスやキュウリなど、
畑で採れたお野菜を食べてくれます。
ササミやジャコの動物食も食べるので
愛着が湧くこと間違いなしです☆
鈴虫を飼う前に準備しておくべきもの
鈴虫をお迎えするために
必要な初期費用は約5000円。
繁殖を狙わないなら約2000円。
あとは、餌代くらいなので月数百円程度^^
鈴虫と飼育キットがセットで販売している
お店も多いので
安く飼育スタートできますよ♪
飼育ケース
虫カゴ、水槽などフタのできるケース
フタは網目の物
飼育マット
赤玉土、川砂、おがくず
(鈴虫用の昆虫マットという物も売っています)
止まり木
流木、炭など
(鈴虫は黒い物を好むので炭がオススメ)
素焼きの植木鉢で隠れ場所を作る
割れた植木鉢でOK
(鈴虫は夜行性なので日中でも暗い場所を好みます)
コバエ防止シート
鈴虫を飼育していると
コバエが発生しやすいです。
コバエを発生させて
鈴虫の飼育ケースに侵入させない事がポイント
霧吹き
湿気が多い場所を好みます。
霧吹きで乾燥を防ぐことができます。
どんなものがいいか迷った場合は、
鈴虫用のマットや止まり木が売っているので
そういった物を購入するといいですよ^^
実際に飼っている人やショップの店員さんに
相談するのもいいでしょう。
飼育ケースは直射日光を避けて
風通しの良い涼しい場所に置いてください。
暗い所を鈴虫は好みますからね。
隠れ家を必ず作ってあげましょう♪
鈴虫を飼う時の6つの注意点
網目のフタをすること
鈴虫は大きな翅があります。
想像しにくいですが、飛びます!
餌をあげてフタをするのを忘れて、
脱走させてしまったことがあります…
家中探したけど見つかりませんでした。
忘れずに必ずフタをしましょう!
餌を直接、地面に置かない
カビが発生してしまいます。
竹串などに餌を刺してあげること。
野菜系の餌は毎日交換する
野菜が古くなるとコバエが集ってきます。
毎日新鮮なナスやキュウリを与えてください。
粉末の餌はお皿の上に置く
こちらも地面に直接置くとカビが生えます。
お皿やペットボトルのキャップに入れて
あげましょう。
霧吹きする
乾燥に注意すること。
霧吹きする際は鈴虫に
かからないようにしてください。
飼育マットは厚めに
大体5~6㎝の厚みで敷いてあげる。
鈴虫の命は短いからこそ知っておくべき飼い方の注意点
鈴虫の寿命は2~3ヶ月と短いので
精一杯の愛情をあげたいものですよね。
寿命を快適に生きてもらうために
気をつけるポイントを
まとめてみました☆
鈴虫の飼育ケース付近で殺虫剤をしない
蚊取り線香、虫よけスプレーを使用しない。
全滅してしまう可能性があります><
野菜をあげる場合は水洗いする
野菜には農薬が使われているので
鈴虫に与えるなら、
しっかり洗ってください。
こちらも全滅してしまう可能性があります。
鈴虫を素手で触らない
ベタベタと触れると弱ってしまいます。
移動させたい時は
紙の上に乗せて移動させること。
タンパク質が多い食材をあげる
これは共食いを避けるためです!
かつお節や煮干しを
多めにあげるといいでしょう。
私が昔飼っていた鈴虫は、
かつお節が大好きでしたよ^^
ナスやキュウリは残すくせに、
かつお節は完食していました(笑)
他にもリンゴや柿などの果物も食べます。
本当になんでも食べるんです!!
私はあげた事ありませんが、
パンも食べるそうですよ。
野菜や果物を与えるときは、
2㎝程度にカットしてあげるといいです☆
アロマキャンドルやお香をたかない
飼育ケースの近くでたかないで下さいね。
匂いにやられて弱ってしまいます。
最悪全滅の場合も…
まとめ
鈴虫は7月下旬~10月上旬まで活動します。
温度25℃前後、湿度60%
これさえ保ってあげれば鈴虫は、
元気に過ごしてくれますから^^
良い餌や良い飼育をすれば
11月まで生きていることも☆
こうして虫の声を聞いて楽しむのは、
日本人と中国人だけと言われています。
他の国の方は雑音を聞くのと同じように
右脳で虫の声を聞いているようです。
私たち日本人や中国人は、
音楽や言葉を聞くのと同じように
左脳で聞いています。
ロマンチックなものだと思っていたけど
脳生理学的な理由もあったことに驚きですよね。
でも世界でも数少ない虫の声の楽しみ方や、
古き良き風流を感じながら
鈴虫の奏でる鳴き声を楽しんでみるのも
いいですね。