『冬眠』
それは生き残るための戦略の一つなのです。
寒くなってくると私の周りの人間たちは、
かなりの確率で「寒いから冬眠したいなぁ」
と言います(笑)
私は暑い夏より寒い冬の方が好きなので
そんなこと一度も思ったことないのですが…
でも、どうして冬眠する動物が
いるのでしょうか?
あなたも一度は、
そんな疑問いだいたことないですか?
という訳で今回は「なぜ冬眠するのか」
と題して、冬眠の疑問や不思議を
解いていきたいと思います。
実は動物が冬眠する理由は、
- 食べるものが少ない冬を乗り越え生き残るため
- 寿命を延ばすため
なんです。
寿命を延ばすためって
なんか意外じゃないですか?
では説明していきますので、
最後までお付き合いくださいね♪
冬を乗り切る為だけじゃない!冬眠は計算された生存戦略!
冬眠する動植物って
私たちが知らないだけで
数多く存在します。
特に哺乳類は冬眠する種類が
多いと言われています。
冬眠+哺乳類と言えば
クマを一番に思い浮かべますよね^^
ほとんどの冬眠動物は冬眠前に
体重の30%~40%にあたる脂肪を
体に蓄積します。
冬眠中にこの脂肪が
エネルギー源になるんです。
エネルギー源があるので
飲まず食わずでも生活できます。
体温は外気温に応じて調節するので
下がっていきます。
同時に呼吸数や心拍数も減るので
体内エネルギーの消費量を
節約することができます。
冬眠中とはいえ、ずっと寝ている訳ではありません^^
2日~15日おきに目を覚ましては
体温を上げ、排泄をしてからまた眠る。
と繰り返すのです。
もし冬眠する前に十分に食べられなくて
脂肪を蓄積できなかった場合、
冬眠から覚めて地上に出た時の
死亡率はグンと高くなります><
【動植物が冬眠する理由に深く迫ってみよう!】
タイトルにあるように冬眠は、
生き残るための重要な行動なのです。
たとえば、冬眠をする草食動物なんかは
季節によって食べられる食物量は
大きく変動します。
私たち人間は年中食べ物があるので
そのような状況を想像するのって難しい…
でも冬になると草食動物の食べる物が
乏しくなることは想像できますよね。
春夏秋の食物条件がいい時期に
脂肪という形で体に蓄積しておいて、
冬は眠って休んでいることになります。
かなり賢い生活戦略だと思いませんか?
やっぱり動物ってスゴイなぁと
感服しちゃいますよね^^
ちなみにシマリス類は、
体に脂肪を蓄えるかわりに冬眠中に食べる
どんぐりや木の実をせかせかと貯蔵します。
捕食される確率が
50%の動物にとっても冬眠は、
生きる残るために有効なことなのです。
なんと!
冬眠中の捕食確率は5%と低く
かなりの確率で生き残ることができます。
動物特集番組で捕食されるシーンを
見たとき私はいつも悲しい気持ちになるので
この確率はホッとします。
食物連鎖は仕方のないことだと分かっていても
やっぱり強い動物より弱い動物を
助けてあげたくなりますね。
話が脱線してしまいました^^;
生き残るための戦力の他にも、
冬眠は寿命を延ばすという報告が
あるんです。
体力を温存しておける分、
強く逞しくなるから
長生きすることができるのでしょうか。
寿命ともう一つ、
子孫を残すチャンスが冬眠にはあります。
冬眠する動物は、
春になると繁殖期を迎えます。
冬眠することによって生き残る確率が
高くなるならば、
子孫を残すチャンスも
大きくなるということになります。
冬の間、起きて行動するより
冬眠していた方が有効で
大切なことだと思えますよね。
クマだけにあらず冬眠する動物あれこれや冬眠する鳥類
恥ずかしながら私は、
冬眠する動物たちの種類を
全然知りませんでした…。
でも冬眠について知っていくうちに
覚えていきましたよ!
ということで、
印象に残っている動物たちを
紹介したいと思います♪
- ゴールデンハムスター
- ヒメポケットマウス
- ヤマネ
- アナグマ
- ツキノワグマ
- ホッキョクグマ
- ハリモグラ
- フクロヤマネコ
- カグラコウモリ
- ハイイロショウキツネザル
など
哺乳類は約183種類もの動物が
冬眠します。
特にコウモリ、リス、
ネズミの仲間が多いですね。
ちなみに鳥類は、
ほとんど冬眠しません!
唯一アメリカに生息する
「プアーウィルヨタカ」は冬眠します。
鳥は自分の羽で飛ぶことができるので、
温暖な気候の地域に行くことができるので
冬眠する必要がないからです。
それに鳥が体に脂肪を蓄えてしまうと
重くなり飛ぶことができなくなります。
冬眠には向いていない動物
ということになります!
「もしも冬眠する動物たちが
冬眠できなかったら」
答えは、そう
生きていけないのです。
冬眠は動物にとって意味のある
重要な行動だということです。
私たち人が、土の中に埋まったら
窒息してしまいますよね。
でも冬眠する動物は
窒息することはありません。
上記で話したように、
冬眠中はエネルギーを少ししか使いません。
なので、わずかな土の中の空気でも
窒息することなく
眠ることができるのです!
にしても冬眠とは不思議で神秘的ですね。
まとめ
冬眠する生き物は0℃近い温度でも
生命を維持することができるのでスゴイ…
どんなに寒くても、
ただじっと春が来るのを待つ
感慨深いですよね。
その強さを知ってから私も、
辛抱強くならないと思い生きています!
最後になりましたが、
サルの仲間は3種類しか冬眠しません。
ということは、
人間は基本的に冬眠できない
ということになります。
もし冬眠したとしても、
お腹すいて我慢することが
できないと思いますけどね…^^