ちょっとしたときに、
プレゼントやお土産として
いただくことのあるコーヒー豆。
普段は飲まないような高級なものや、
珍しいものをもらうと
ちょっと嬉しいですよね。
いつもは飲まないけど、
試しに飲んでみようかな…。
なんて思って開けてみると、
挽いていない豆のまま入っていて
困ってしまったことってありますよね。
コーヒーを淹れるには、
コーヒー用の道具が必要になります。
豆を挽くためのコーヒーミル。
お湯を注ぐためのドリップポット。
コーヒーの粉から
コーヒーを抽出するためのドリッパー。
出来たコーヒーを溜めるサーバー。
紅茶好きな方なら、
コーヒー用の道具が無くても、
フレンチプレスで淹れることも出来ます。
意外といろいろなもので
コーヒーを抽出する道具は代用出来ます。
でも、『コーヒー豆を挽く』のだけは、
どうにもならない気がしますよね…。
お試しで飲んでみるだけなのに、
余計な道具は増やしたく無い。
勿体ないから飲むだけで、
今度使う予定が無い。
今回は、コーヒー豆を挽かずに飲む方法と、
コーヒーミル以外で
コーヒー豆を砕く方法をご紹介します。
目次
コーヒー豆を挽かないで飲むやり方とは?
ダイレクトに豆にお湯をかける!
コーヒーミルが無くても、
コーヒーを淹れることは出来ます。
一番早い方法は、
そのままのコーヒー豆を
お湯で煮て飲む方法です。
沸かしたお湯に、
大体10g×人数分の豆を入れて
人数分のカップに入るのと
同じ量の水で数分間煮ます。
薄いと気になる方は、
水にコーヒー豆を入れて
12時間ぐらい放置してから
煮てみてくださいね。
普段飲むコーヒーとは
違う印象のものが出来上がりますが、
これはこれで美味しいです。
フレンチプレスを持っている方は、
フレンチプレスで淹れてみるのもいいですよ。
日本では紅茶用に使われることの多いフレンチプレス。
元々フレンチプレスは、
コーヒー用に開発された抽出器具なんです。
豆そのままで淹れると、
出来上がるコーヒーの色が薄くなってしまいます。
でも、意外と悪くない飲み物が出来上がりますよ。
一度、試してみてくださいね。
固いものや道具で豆を砕く!
豆そのままで淹れたコーヒーは、
ちょっと口に合わなかった。
そんな方にオススメなのが、
家庭にある道具でコーヒー豆を砕く方法です。
小さくて意外と固いコーヒー豆は、
一部のフードプロセッサーで挽くことが出来ます。
使っているフードプロセッサーの種類によっては、
コーヒー豆を挽くことを
禁止している製品もあります。
コーヒー豆を挽く前に、
説明書をよく読んでみてくださいね。
フードプロセッサーで挽けそうにないときは、
すり鉢で挽くことが出来ます。
最初にすりこぎで軽く砕いてから、
すりつぶしてみてください。
手作業なので時間はかかりますが、
コーヒー豆を好きな大きさに
均一に挽くことが出来ますよ。
どちらも無い場合は、
分量分のコーヒー豆を
袋やキッチンペーパーで包み、
包丁の背や工具で叩くと割れますよ。
均等には挽けませんが、
何も無いときには叩いて割ることで
コーヒーの粉が作れます。
努力次第で、市販のコーヒーの粉に近い
見た目のものが出来ますよ。
コーヒー豆を挽かないで飲んだ時の味は?
豆を砕かないで淹れるコーヒーはお茶になる?
専用の道具無しで淹れたコーヒーは、
普段飲んでいるコーヒーとは
全く違う薄い味になってしまいます。
挽かないでコーヒー豆そのままの状態で
淹れたコーヒーは、
色が薄く、香りもほとんどしません。
深煎りのコーヒー豆を使っていても、
香りや味がほんのりとついた
薄い色の飲み物が出来ます。
お店で飲むコーヒーとは
全く違うものが出来上がります。
薄めたお茶のような味になるので、
コーヒーを作ろうとしてやる分には
オススメ出来ないです。
漬け込む時間を長くしても、
多少風味が増えるだけで、
コーヒーとはほど遠い飲み物になります。
ですが、
『コーヒー豆を使ったお茶』としてなら、
意外と美味しいです。
コーヒーは酸味があって苦いからと
苦手に思っている方には、
ぜひ一度試してみてほしい方法です。
あっさりした、コーヒー豆の
新しい風味が楽しめますよ。
豆を砕いたら普段のコーヒーと似た味になる?
コーヒー豆を砕いて淹れたコーヒーは、
普段飲んでいるコーヒーに近いものになります。
家庭にある道具だけで淹れるときの方法は、
2つにしぼられます。
トルココーヒーのように、煮出す方法。
紅茶や緑茶のように、お湯に漬け込む方法。
普段喫茶店で飲んでいるコーヒーは、
ペーパードリップやネルドリップがほとんどです。
この2つの方法は、
砕いたコーヒー豆の間に
お湯を通らせて抽出する方法です。
淹れ方自体が違うので、
普段のコーヒーとは違う風味になりますが
コーヒーらしい色や味になりますよ。
苦味や雑味が出やすくなりますが、
コーヒー豆の砕き方や煮る時間を変えれば
軽減出来ます。
元々、コーヒーミルや専用のドリッパーが無い時代に
アウトドアで使われていた方法の1つです。
コーヒー豆を砕くのにとても時間がかかりますが、
意外と美味しいのでオススメですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
コーヒーが生まれた時代から
道具がそろっていたわけでは無いので、
家庭にある道具だけでも
コーヒーを淹れることは出来ます。
手間をかければ、
アウトドアで淹れるようなワイルドなコーヒーに。
豆を砕くことから妥協すれば、
コーヒー豆で淹れたお茶に。
道具が無いからこそ出来る、
コーヒー豆の新しい楽しみ方が出来ます。
ぜひ一度、試してみてくださいね。