今やゲーム機がなくてもスマホを使って
いくらでもゲームができるようになりましたね。
男の子の子育てで悩むのが、
「ゲームをどの程度させるか?」
そればかり夢中にはなってほしくない…!
我が家の息子がうっかりスマホのゲームにハマった時、
どうやって夢中になりすぎないように言い聞かせたか、
経験談をご紹介いたします。
目次
子育ての悩みの一つのゲームはパパの影響力がすごい!
そもそも、うちの5歳の息子が
ゲームをしたがるようになったのは、
夕食の後でパパがなんとなくやっている
スマホゲームを覗き込んだことがはじまりでした。
うちには、ゲーム機そのものはありません。
私は家にいる時ゲームをしないので、
パパが楽しそうにやっているのを見て、
興味が出てきたらしく
「それ何~?僕もやりた~い」と息子がせがみました。
パパも軽い気持ちで、
「ちょっとやってみれば?」と渡してしまい…。
大人がやってしまっている手前、
子供だからだめとも言えなかったのです。
簡単なRPGでしたが、
すぐやり方を覚えてしまいました。
この時私は
「ついにきたか、ゲームの楽しみを覚える時が…」
と思いました。
分かってはいたんです。
男の子なので、そんな時も来るだろうな、と。
ただ、夢中になることは避けたかったのです。
やっぱり、いくら楽しくても
あんまりそればかりするのは不健康じゃないですか。
幼いうちは特に目の疲れもよくないですし。
他にも、家にこもって座ったまま
ひたすらゲームというのだけは
私はやめてほしいとずっと思っていたんです。
やはり元気よく太陽の下で走り回ってほしいし、
人との会話や感情が希薄になってしまわないかと
ちょっと心配で。
パパも嬉しそうな息子を見て、
自分も少年のように嬉しそうにしてるんですよ。
そうすると息子もさらに嬉しくなって、
楽しくなっちゃうんですね。
この時から息子は
「ゲームしたい!ゲームしたい!」
と言うようになりました(苦笑)
確かにゲームは面白いと大人も認める
その日から息子は、保育園に迎えに行くとすぐ
「帰ったらゲームしていい?」や
「ママのケータイでもゲームできるようにして~」
と言うようになりました。
私のスマホには
暇つぶしのちょっとしたゲームが入っていましたが、
ちゃっかり盗み見ていて、
「ママもやってるからいいでしょ?」と…。
だんだんゲームしたい度合いはエスカレートして、
その話ばかりするように。
パパも真剣に考えてくれないので、
私が家事をしている隙に何度も渡すのです(涙)
とうとう、ご飯だよと言っても
「ゲームしたいからいらない!」
お風呂だよと言っても
「ゲームしたいから入らない!」
と言う事も出てくるようになりました。
これはまずいと思った私は、
息子に言い聞かせることを決めました。
頭ごなしに「だめ!!」とは
言っても意味がありません。
まずは
「大人もゲームは嫌いじゃないし、楽しいものだ」
と素直に認めることをしました。
これをしないと本人も理解が出来ないのです。
パパやママはしてよくて、
なんで僕はダメなの?というのは正論ですからね。
じゃあなんで今の状態がよくないと私が言うのか、
息子に伝えるために話すことにしました。
優先順位を間違えちゃいけないと伝える
まず、
「ゲームは楽しいねえ!わかるよ」と言ったうえで、
でも
「ご飯を食べる・お風呂に入る・
ちゃんと決まった時間に眠る」
そのことをおろそかにすることは、
いけないことでしょう?
と伝えていきました。
「ゲームは遊びだ」という事を
しっかり分からせなければ始まりません。
ゲームを中心にして、
あとから食事やお風呂がきていては
生活リズムもおかしくなります。
「ご飯を食べないと、
お腹がすいて元気でないよね」
「お風呂に入らないと、
体が汚れてかゆくなるでしょう?」
「眠るのが遅くなったら、
明日の朝、しんどくなっちゃうんだよ」
と当たり前のことを改めて話しました。
そして、
「ゲームは、しなくても、体がしんどくはならないよね?」
「ずーっと何もしないで遊んでいるってことは、
お腹がすいてもいいの?」
「ご飯よりもゲームが大切だって、本当に思う?」
と、ゆっくり話していきました。
息子は黙って考えたあとで
「ご飯はたべなくちゃいけないと思う」と言いました。
そこで、そうだねと頷き、賢いね。
と褒めました。
その他のこともそうですが、
やることをしっかりやって、
けじめをつけられるのなら、
パパと同じようにその後でゲームをしてもいいんだよ
と伝えました。
あくまでも優先順位は間違えてはいけないのです。
ここを忘れて夢中になられてしまっては、
困りますし体に悪いですよね。
息子は、黙って私の話を聞いていて、
ちょっと残念そうにしながらも
「じゃあ、いつならゲームしてもいいの?」
と聞いてきてくれたのです。
はっきりと時間を設定して必ず守らせる
ここで息子と私の間で、
約束ごとをしました。
「ゲームは一日に1時間だけすること」
「ご飯やお風呂、しなきゃいけないことで
呼ばれたときはちゃんとすること」
このふたつだけです。
とはいえ、1時間と言われても
ちゃんと時間を分かっていないので
時計の長い針を指さして、
この針がここまできたら1時間だよと教えました。
どんなに泣いても、もっとしたくても
1時間という約束です。
合言葉として「ゲームはごほうび!」と息子にいうと、
「そうか、ごほうびか」と笑っていました。
もちろんごほうびっていうのは
「頑張ったときのプレゼント」ということです。
プレゼントという言い方をすれば、
子供が好きな言葉でわかりやすいですし
なんとなく心が弾む、柔らかい言い方になります。
男の子はこういうところが単純です。
特別な感じや、プレゼントに弱い!(笑)
「できる?」と聞いたとき
「できる!!」と嬉しそうに言ってくれましたよ。
自信満々に言ってくれた息子をひとまず信じて、
私も素直に納得をしました。
大人もちゃんと約束を守ってあげることが大切
こうやって純粋に子供が分かってくれた時、
約束を守らないといけないのは大人も一緒なのです。
ちゃんと言った通り、子供がしてくれたのに
気まぐれで「ゲームをやっぱりさせない」のはダメです。
今日は時間に余裕がないからやっぱりだめ!
というのは通用しません。
本当に守ってくれたら、
ちゃんとご褒美にさせてあげる。
そうすることで、
過剰に「させて!させて!」と意地にならなくなります。
大人も言ったことに責任をもって、
約束を守ることで信頼してくれます。
「本当にちゃんとやることをちゃんとしたら、
させてくれるんだ」
「じゃあ、1時間でいいや♪」
という風に、ただの遊びから
飛び出ることがなくなっていきましたよ。
ゲームを好きになることや、
楽しくてハマってしまうこと自体は、
特に否定しなくても構いません。
その好奇心や楽しむ気持ち事態は
悪いことではないのです。
この約束事を決めてからは、
きちんと生活において大切なことを優先できています。
良いように転べば、息子も楽しみな時間が出来て、
本当にうれしそうですよ。
無意識にストレスの発散にもなるのか、
お勉強にもやる気が出ているから、不思議です。
まとめ
男の子がゲームに夢中になることで、
親としては精神衛生上、悪い気がするものです。
ハマりすぎて何にもしなくなったらどうしよう?
と考えたりします。
せっかく公園にいるのに、
あんまり早いうちから
ゲーム機を片手にひたすら無言…
というのもなんか嫌ですしね。
でも悪いことばかりではなく、
「わくわくする気持ち、楽しい時間」
これは子供も大人も必要な時間なのです。
約束事を決めた時は、
大人の都合でやり方を変えず、
親もちゃんと守ってあげましょうね。
そうすることでもっとちゃんと
親のいう事を聞くようにもなります。
あくまでもゲームは遊びなのです。
時間にもメリハリをつけてここは譲らない事ですよ。
そしてパパにもゲームは
ほどほどにしてもらいましょう(笑)
適度な楽しみで、
お子さんの笑顔がもっと増えてくれたら嬉しいですね!