最近、よく子供が嘘をつくようになった!
成長と一緒に、
ママやパパにお話しすることが増えて、
楽しい反面であれ?言ってたことと違う?
本当に些細なうそだけど、
頻繁に続くとなんかちょっとモやっとする…。
なんで嘘つくの?
このまま嘘つきになったらどうしよう…。
と心配になってみたり。
大切なことを聞いても、
嘘をつかれてしまうとなんだかなあ。
となんとも言えない気持ち。
でも、嘘をつけるようになったってことは、
「その先のことをちゃんと想像できていて、
自分で自分を守ろうとする」
立派な成長だってことに、ある日気づいたんです。
だって、
正直に話したあとのことが見えていないと
嘘なんてつきませんよね。
嘘をつくことが全部悪いと思わなくなると、
イライラする回数が大幅に減っていきます。
「おッ!うまいこと言うじゃん!」
とむしろ感心できちゃう。
私が実践した
子供のつく嘘に対しての付き合い方と捉え方を
お話しします。
目次
子育てで嘘をつく=悪って決めつけない事がイライラしない賢い方法
私の子供が
嘘をよくつくようになってきたのは5歳頃から。
大人が使うような言葉もちょっぴり覚えて、
しっかり会話が成り立って来た頃でした。
ちゃんとした?って聞いて
うん!って言ってるのに
まったくしてなかったり。
明らかに子供がやったことなのに、
「やってない」と言ったり。
自分がしたことでも
弟のせいにしてみたり。
面白かったのが、私が探し物をしていて、
「ねえ、〇〇がないんだけど知らない?」
と聞いてみた時の事。
「昨日絶対ここにあったよ!
どこにあるか知ってる!!」
と自信満々に子供が言うものだから、
信じて子供の言う通りの場所を探していたら、
途中で「やっぱり知らなかったごめん!」
と謝って走って逃げました。
嘘だったんかい!
と突っ込みたくなりました…。
でもこの探し物の一件から、ふと思ったんです。
”私の喜ぶとこ見たかったのかな?”と…。
だから子供のくせに
したたかに嘘なんてついてる!
というのもちょっと違って、単純に
「正直に話すとこんな風に怒られるから嫌」
「前に正直に言ったけど結局怒られたから嫌だった」
「嘘をついた方が、ママは褒めてくれた!」
っていう簡単な、結果に正直な動き方を
自然としちゃうってことなんでしょうね。
子供って難しいことは
あんまり考えてないんでしょう。
誰だって、
言って嫌な顔されたことは覚えているものだし、
大人だって、この人にこんな風にいうと
機嫌悪くなるからこう言っておこう…
って対処しますよね。
むしろ大人なら、
それが当たり前だし生きていくうえで
本当によくある冷静なやり方といいますか。(笑)
大人ってずるいですよね。
子供だから純粋なはずなのに。
嘘つく子は悪い子なんだ。
恥ずかしい事って思われがちかもしれない。
でも子供だって
自分も相手も嫌な気持ちにならない方法を、
自分なりに模索している。
嘘の根底には、
言った後にお母さんに喜んだり、
笑ったり、褒めたりしてもらいたいだけの
子供の純粋な想いなんだなあって。
これって成長の証だと感じました。
凄いなあって。
そんな風に思えるようになったんだなあって。
こういう心もちに変えた時、
私の気持ちも軽くなりましたよ。
子育てでは嘘をついたことにだけ注目した叱り方は良くない!?
嘘をついたから、即
「なんで嘘ついたの!嘘つきは泥棒のはじまりなんだよ!」
とか言ってしまうと、
そこでもう子供は
「怒られた!!」という
悲しい気持ちしか残らない気がしたんですよ。
こんな悲しい気持ちになりたくない
→失敗しちゃったとき、また嘘をつく
→ママが怒る
という終わらない流れを作ってしまってたかも。
と気づいていきました。
そこで、まず責めるのをやめてみました。
「嘘をついてるのは、ママには分かってるんだよ。
よーく見てるからわかるんだよ。
でもね、嘘なんかつかなくても、ママ怒らないから。
失敗したり、悪いことしちゃったって思ったら
正直に話してほしいな。
その方がママはうれしいよ」
という風に伝えていくようにしてみました。
少しづつですけどね。
最初は嘘つかれるたびに、
心の中でちょっと裏切られた感じゃないですけど、
ため息ついていました。
はじめこんな風に言われた時、
いつもはすでに目をそらして
もじもじ~っとしていたうちの子も、
黙って聞いてくれたあと、
「うん。」と言ってくれたこと、
よく覚えています。
一言だけだったけど、
物は言い様だってことを実感しましたよ。
嘘ついたって事実は変わらないけど、
言い訳だって聞いて欲しいんですよね。
大人だって同じです。
正論ばっかり言われたって、
こっちにだって気持ちがあるんだ!
それを聞きもしないで
全部わかったみたいな顔するなよ!
っていうやつですね。
子供だからって悪いと決めつけられるだけじゃ、
子供だっていじけちゃうんでしょう。
怒らない優しいママが見たくて嘘をつくことが、
結局ママは悲しいんだということを伝えていく。
そのちょっとした感覚の変化が、
子供を素直にしていくのだと感じました。
嘘をつかなかった時、見逃さないでちゃんと褒める!
これが、大切だとつくづく思います。
「そうか、そうか。やっちゃったか。
でも、正直に言って偉いわ!!」
っていう本当にシンプルな言葉で十分なんですよ。
そしてそれを繰り返してあげること。
「失敗してもいいんだ」
「そのまま言っても大丈夫なんだ」
という安心感を与えてあげること。
それを繰り返すうち、何回かはイラっとして
「正直に言わないと鬼呼んでくるよ~(# ゚Д゚)」
なんて言ってしまったことも普通にありました。
鬼がなまはげになったことも(笑)
子育て中はなにかとバタバタしているし、
疲れているし、やることもたくさん。
完璧になんてできないし、
怒りたくなったりもします。
当たり前ですよね。
そうやって日々葛藤しながら、
私もやっているし、そんなもんなんでしょう。
褒める言い方のポイントは、
子供の気持ちに寄り添った褒め方を
してあげたいところ。
「嘘をつかなかったから偉いね」というより、
「正直に言おうって思ったその気持ち、偉かったね。」
というような。
嘘は子供の成長する歩みの中で、
心のカギをしめたときどうなるのかなって
無意識に試しているのかもしれないですね。
それでも、信じてくれた。許してくれた。
やっぱり気持ちを分かってくれた。
その体験を通して、
怖がらずに正直で素直でいられるのでしょう。
私の子供は、
まだたまに嘘をつくこともありますが、
そのあと自分から「さっきのは嘘。ごめんなさい」
と言ってくるようになりましたよ!
そんな時は
「ちぇッ。かわいいやつめ。許してやろう(笑)」
と笑っています。
おだやかな私を見て
子供も一緒になって笑ったりしていますよ。
子供の嘘は心の成長の証!気持ちに寄り添ってあげよう
私が子供の嘘から学んだことは、
次の点です。
1.子供の嘘はよくない事!と思いすぎないで
理由を考えてみる。
2.嘘をついたことをすぐさま責めることは逆効果で、
子供の気持ちが追い込まれていくだけ。
3.子供の気持ちにそっと寄り添った
言い聞かせを試みる。
4.嘘をつかないで正直に話せたら、
きちんと褒めて喜んであげる。
5.嘘をついたってこちらが穏やかでいれば、
子供も自分も笑い話にできる。
でも、子育てには正解も不正解もないと
つくづく思いますし、性格も成長も、
その子によって違って、イライラも楽しさも
お母さんの環境も違う。
でも時々葛藤してよかったなあって感じられるのは、
子供の成長を発見した時。
逆に考えや思いやりの仕方が違ったのかな?
って気づかせてもらえることもありますよね。
子育ての大変な時期に、
あまりにも真正面から向き合い続けるのは
大変ですよね。
それはお母さんがいいかげんだから
そう思うわけじゃない。
子供が大切だからこその悩み、
心配、イライラなんです。
嘘は確かにいいものとは言えないでしょうし、
嘘をつかれると子供だろうと気分が悪い。
でも心が豊かに育つうえで
きっと必要な過程なんだなと
今は感じています。
子供から大人になってからも
まったく嘘をつかない人間なんて、
この世にはきっといないから。
「意地が悪くなった」じゃなくて、
「ひとつ大人になったんだな」と思えると
楽になりますよ。
まとめ
私が実際にやってきたことを説明いたしましたが
いかがでしたでしょうか。
正直な時も嘘つきな時も、
わが子を信じてあげたいって姿勢なら、
子供にはきっと伝わっています!
一緒にぼちぼちがんばりましょう♪