夏は楽しみの多い季節ですが、困るのが害虫です。
なかでも蚊は、人間に対して
積極的に攻撃を仕掛けてくる
好戦的な昆虫です。
巣に近づかなくても襲われる点においては、
スズメバチよりも面倒な相手です。
そんな蚊ですが、面倒くささの最たる部分は、
その小ささ!!
音で気づく場合もありますが、
たいていは目で追うことが困難です。
さて寝ようと電気を消して布団に入った後、
明らかにタイミングを狙ってくる「プーン」
という音は、腹立たしさMAXですよね!
家庭での蚊の対策は、基本的に二択です。
- 家に侵入しないように防御する
- 入ってしまった蚊を攻撃する
一番楽なのは、いうまでもなく侵入を許さないことです。
「虫コナーズシリーズ」や「虫ストッパ」
などの製品を予め購入していれば、
ほぼ確実に侵入を予防できます。
室内に蚊が侵入してしまった場合には、
さらに二択です。
1.蚊の駆除製品を買う
2.蚊の習性を理解して狩る
あなたの安らかな生活を阻む恐ろしい敵を、
人類の英知を結集してやっつけるとしましょう!
部屋の中での蚊の探し方と見つからない時の安全策
蚊の侵入を防止するためには、
何らかのアイテムが必須です。
たとえ隙間が無くても、
あなたにくっついて侵入することが多いのです。
したがって、網戸を入れることはもちろん、
「虫コナーズシリーズ」などの
化学的な侵入防止が必要です。
しかし、それでも侵入されてしまったら、
実力行使しかありません。
蚊を退治する上で最も高度な技術を
要求されるスキルが、「蚊を発見する」
スキルです。
小指一つで退治できるはずの蚊が
何時間たっても倒せないのは、
単純に
- 「発見できない」
- 「すぐ見失う」
からです。
蚊は基本的に
- 暖かい場所
- 暗い場所
で休みます。
羽音がしないということは、
どこかで休んでいる可能性が高いです。
暖かい場所としては、
- テレビ等の家電製品
- 日光に暖められたカーテン
等があります。
暗いところとしては、
- テレビ等の裏
- 家具の裏
- 天井や壁の隅
等があります。
これらを探し回ることで、
高確率で発見できます。
誘い出す方法もありますが、長期戦になります。
蚊は人間の出す二酸化炭素とニオイ
に惹かれてきます。
室内に、
「炭酸飲料」
「汗のついた、ニオイのある衣類」
を置いておくと、寄ってきます。
ただし、同じ室内に人間がいれば、
両方に惹かれるのでどちらに来るかは運次第、
ということになります。
どこかに隠れるか、自分の体を
囮にすることになります。
結局、一番確実なのは、
「見つけなくてもやっつけられるアイテムを使う」
方法でしょう。
- 蚊取り線香
- 電気蚊取り
- 1プッシュで蚊がいなくなるスプレー
等を持っている、またはすぐ購入できるなら
即効で退治できるでしょう。
蚊取り線香は、蚊撃退の最古のアイテムにして
未だに現役のすごいヤツです。
人体毒性もほとんど無く、
(呼吸困難になるほど焚けば問題になります)
蚊の神経系のみを攻撃します。
ペットを飼う家庭でも安心ですが、
火を使うので容器はしっかりしたものを使いましょう。
電気蚊取りは、いくつものメーカーが
同様の製品を開発しているので、
ご家庭にあった製品を選べばいいでしょう。
コンセントに繋いでおけば、
熱で殺蚊成分を常に放出し、
一定の期間蚊をやっつけてくれます。
蚊があまり出ない都会のマンション等では
効果を実感しないかもしれませんが、
蚊の多い地域では効果抜群です。
私の家もこのタイプを使っています。
どれぐらい効くかというと、
薬効成分が切れたら室内に蚊が出現するため、
残量をチェックしなくても分かるレベルです。
1プッシュで蚊がいなくなるスプレーは、
最近話題の新製品です。
電気蚊取りを常備するほどじゃないけど、
蚊取り線香を使うのはイヤ、
という方にオススメです。
何しろ、出現してから1プッシュするだけで
部屋全体に蚊取り成分を拡散・固着する
という画期的な製品です。
デメリットは、その成分です。
あなたがもしペットを飼っているなら、
気をつけてあげてください。
要注意なペットは、魚や虫です。
虫がペットということはあまりないかもしれませんが、
あなたが熱帯魚やメダカ好きなら要注意です!
有効成分を拡散するのではなく、
有効成分が壁や天井にくっつく製品なので、
プッシュしてから1時間くらいは
ペットを別室に保護しておく必要があります。
蚊の寿命まで戦え!?車の中でのオススメ対処法
蚊が車中に入ってきた場合、対処は限られます。
運転中に蚊に気づいても、
できることはほとんどありません。
蚊を追うあまりに
交通事故を起こしてしまったのでは、
本末転倒です。
あなたがどんなに蚊が嫌いでも、
運転中は無視するべきです。
イギリスのある保険会社の調査では、
虫が原因で(虫に気を取られて)事故を起こした
運転者が、50万人を超えると報告しています。
運転中に蚊が室内にいることが分かったら、
窓を開けて風を入れましょう。
残念ながら、強い風を受けると、
蚊はどこかに留まろうとするので
外に飛ばされる可能性は低いです。
でも、室内を飛び回る頻度も減るので
時間稼ぎにはなります。
適当な停車場所を見つけたら、
後はお好みの対処法を試してください。
蚊は乾燥に弱いので、
水分補給できなければ数日で死に至ります。
ただし、あなたの体で水分補給(吸血)
することを考えると、
寿命が尽きるまで待つことは難しいといえます。
まとめ
蚊は、その習性と体の小ささが武器ですが
習性を利用して対処できます。
対策は、侵入を防ぐか、
侵入後に撃退する事になります。
侵入防止には、何らかの化学的なアイテムが必要です。
侵入されたら、蚊の習性を利用して発見するか、
発見しなくてもやっつけられるアイテムを使います。
車内に入られた場合は、
走行中に吸血以上の損害をこうむらないよう
細心の注意が必要です。
どのアイテムにも、一長一短あるので、
あなたのニーズに合わせて、
最適なものを用意しておくのが近道です。
今年こそは、あなたが蚊と無縁な生活を送れますように。