記事内に広告を含む場合があります。

正月の掃除はいつからOK?三が日はダメと言われる本当の理由は?

門松
スポンサーリンク

「正月は家の仕事をしてはいけない」

と聞いたことはありませんか?

 

毎日家事をしている人を休ませる日とか、

その年1年間の運気が悪くなるとか、

いろいろな説があります。

 

だけど忙しい現代では

長期休暇中に家事ができないのは

痛手ですよね…

 

 

大晦日のギリギリまで

掃除をしていたけど

年が明けても大掃除が終わらなかった、

という人も多いです。

 

一度始めた大掃除、

中途半端に終わらせるのもイヤですよね。

 

散らかったままお正月に入るのも

気分の良いものではありません。

 

日付が変わって新年になってしまったけど

せめてキリのいいところまで

掃除を終わらせたい。

 

そんなとき、何日からなら

掃除を再開していいのでしょうか。

 

今回は

「三が日は掃除をしてはいけない」

という理由について、

由来付きでご紹介します。

 

 

正月の掃除はいつからOK?三が日はダメと言われる本当の理由は?

スポンサーリンク

 

三が日が終わるまで掃除はダメ?!

 

一般的に掃除をしてはいけない期間は

三が日までです。

 

年が明けると

「年神」という神様がやって来ます。

 

この年神様を迎えるために、平安時代から

年末には大掃除をするようになりました。

 

年末の掃除は神様を迎えるための掃除なので

神様をお迎えしている期間は

掃除をしてはいけないんです。

 

滅多に会えない大事なお客様が来ている時に

慌ただしく掃除をすることはないですよね?

 

神様の滞在中に掃除で忙しくしていると

神様が居づらくなって

出て行ってしまうと信じられていました。

 

年神様は一度いらっしゃると

鏡餅をよりどころにして

しばらく家の中に滞在されます。

 

神様は目には見えないですよね。

そのため、どの部屋に居ても失礼のないように

三が日いっぱいは

家中の掃除をしてはいけないんです。

 

年神様は

福を持ってきてくれるといわれています。

 

ホコリと一緒に、目に見えない福を

はき出してしまわないように。

 

そして年神様自体も

外にはき出してしまわないように

三が日までは掃除をしないようです。

 

年神様や福に早く出て行かれると困るので

お正月は慌ただしくなること全般を

禁止にしているんですよ。

 

 

元日を乗り切れば正月も掃除をしてもいい?!

 

最近多いのが

元日を過ぎたら掃除をするご家庭です。

 

家族が多いと1日掃除をしないだけで

すごく散らかっちゃいますよね。

 

正月の後の家事を考えると

毎日掃除はしておきたい…

でも正月は家事をしてはいけないらしいし…

 

正月休みを取りつつ

出来るだけ早めに家事を再開したい方は

元日だけ休んで

2日から掃除を再開するようです。

 

 

正月に掃除をしないのは

普段家事をしている方を休ませるため

とも言われています。

 

家事をする側としては

3日間のお休みよりも

毎日少しずつ作業をさせてもらえた方が

楽でいいですよね…

 

最近では周囲との兼ね合いと

家事をしている方の都合を考えて

元日だけ掃除を

お休みするご家庭もありますよ。

 

忙しい年末で

大掃除が終わらなかったご家庭でも

元日が過ぎたら大掃除を

再開するご家庭が多いです。

 

正月は家族みんなが

お休みのことが多いので

この時期にまとめて

大掃除は終わらせたいですよね。

 

大きな家具の移動や畳の張り替えなど

人数が居ないと大変な作業も多いものです。

 

元日は休んでも、残りの2日間は

掃除を手伝ってもらうというご家庭も

たくさんありますよ。

 

 

実際に正月の三が日に掃除をしたら何か問題あるの?

 

福が逃げる?昔からのジンクス説!

 

正月の三が日には、昔からの言い伝えで

「してはいけないこと」がたくさんあります。

掃除も三が日にしてはいけないことの1つです。

 

元日に年神様が福を持ってやって来ます。

その福を家の中から逃さないように

三が日は空気の入れ換えもしない、

という家庭も江戸時代頃にはありました。

 

掃除で福を外に

掃き出してしまわないように。

お客様である年神様自身を

家に居づらくしないように。

 

縁起担ぎジンクスとして

掃除をしないことが多いです。

 

年末年始には、準備の段階から

縁起ものを多く家に取り入れます。

 

11月の酉の市の熊手や

正月の正月飾りや破魔矢など

年末から縁起ものが

たくさん出回ってきますよね。

 

正月の風習も、縁起担ぎの1つです。

 

運が悪くならないように

形だけでも守りたい風習ですね。

 

正月準備が終わっていないと思われる!?親戚や近所との調和!

 

正月の三が日は掃除をしないもの。

 

意味は知らなくても

掃除をしてはいけない、ということを

知っている人は多いようです。

 

特に年配の方の多い地域では

風習や慣習を大事にする傾向があります。

 

しちゃダメと言われているのに

掃除を始めたら

ご近所から良く思われないことも。

 

みんなが掃除を終わらせて

のんびり過ごしているのに

1件だけ正月を迎える準備が終わってない。

1件だけ元旦から窓を開けて掃除をしている。

 

それって少し目立ちますよね…

 

 

正月の時期には

大きなゴミの処理にも困ります。

 

大掃除で出たゴミが家の中に残っていたら

住んでいる方としても気になるもの。

元旦にどこかのお家から

掃除機の音が聞こえるのも微妙ですよね。

 

正月の挨拶に来た、

親せきや近所の人からすれば

よその家とはいえ

とても気になることのようです。

 

日常とは違う「ハレ」の日という習慣。

掃除などの日常的な光景や音は

できるだけ感じさせたくないですね。

 

 

 

主婦を休ませる日とも言われる

三が日の間は

いっそ掃除をあきらめて

休みを楽しむことにした方がいいです。

 

大掃除途中の場所は

人目につかないようにして

掃除はしないと開き直りましょう。

 

日常生活に支障を出しそうな場所だけ

周囲に見つかる前にゴミを拾ったり。

元旦は使った紙皿を

捨てる程度の掃除にしたり。

 

小さな作業だけで

ごまかすのがオススメです。

 

元日だけでも慣習を守り

掃除をしていないように見えれば

新年早々回りから

文句を言われることも減りますよ!

 

 

まとめ

 

古くは平安時代から続いている

年末の年始の過ごし方。

 

長く続いている風習だからこそ

慣習にしている地域も多いです。

 

せっかくのお正月です。

 

どうしてもしなければならない掃除以外は

少なくとも元日だけは

見なかったことにしてあきらめましょう。

 

たった1日掃除をしただけで

親族や近所から文句を言われるかもしれないなら

避けた方が無難ですよ。

タイトルとURLをコピーしました