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万能ねぎはなぜ万能とつく?名前の由来とは?青ねぎや九条ねぎとの違いも紹介!

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日に日に寒さが増し、お鍋が美味しい季節になりました。

 

お鍋に欠かせない食材の「ねぎ」。

 

年間を通してスーパーなどのお店で売られていますが、

ネギの旬は晩秋から春先。

まさに、これからがねぎの美味しい季節なのです。

 

 

そんなねぎの中でも、あなたは

「万能ねぎ」を食べたことがありますか?

 

薬味にしたり、卵焼きにいれたり、

様々な使い方ができて、美味しい食材ですよね。

 

そんな万能ねぎですが、名前の由来をご存じですか?

 

それは、

「生で良し」「煮て良し」「薬味に良し」と、

「どんな料理にも合う万能野菜」ということをアピールすべく、

「万能ねぎ」という名称になったのです。

 

さらに、万能ねぎは

九条ねぎの一種である「九条細」の

地域銘柄名なのです。

 

それでは、詳しくご紹介します。

 

 

万能ねぎはなぜ万能とつく?名前の由来とは?

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年間を通して、スーパーなどの店頭で見かける万能ねぎ。

 

お味噌汁に入れたり、冷ややっこの薬味にしたりと

日常的に購入する食材の1つですよね。

 

そんな「万能ねぎ」とは、一体どのようなものなのでしょうか?

 

実は、「万能ねぎ」は品種名ではありません。

 

「万能ねぎ」とは、

「福岡県JA筑前あさくら」で生産された

小ねぎの登録商標です。

 

つまり、

「万能ねぎ」は福岡県の朝倉市というところで生産された、

「ブランド小ねぎ」なのです。

 

 

ですので、JA筑前あさくらが認めたものしか

「万能ねぎ」とは呼べないのです。

 

万能ねぎは福岡を代表するブランド小ねぎで、

2017年2月現在で108名の生産者によって

福岡県朝倉市で生産されています。

 

 

それでは、なぜ「万能」とつくのでしょうか?

 

まず、福岡県の小ねぎ農家が最初に出荷した際には

「福岡高級青ねぎ」という名称が使われていました。

 

しかし、昭和51年ごろから関東に出荷を始めましたが、

全く売れませんでした。

 

関東では「ねぎ」=「白ねぎ(長ねぎ)」が一般的でした。

 

ですので、青い部分の多い小ねぎは

馴染みのないものであり、売れなかったのです。

 

そのため、名前の「福岡高級青ねぎ」は

「青ねぎ」が強調されているので、見直すことになりました。

 

そこで、「生で良し」「煮て良し」「薬味に良し」と、

「どんな料理にも合う万能野菜」ということをアピールすべく、

「万能ねぎ」という名称に変更されたのです。

 

 

また、日本初の空輸野菜でもあり、

「空飛ぶねぎ」や「ジェットネギ」とも呼ばれています。

 

鮮度を保つために航空機を利用し、

関東だけでなく、全国に出荷されています。

 

空輸を始めて40年が経ち、

空飛ぶ野菜の先駆けとして、

今では全国で親しまれるようになりました。

 

 

九条ねぎと万能ねぎと青ねぎの違いを紹介!

 

ここまで、名前の由来について

ご紹介してきた「万能ねぎ」ですが、

「九条ねぎ」や「青ねぎ」との違いって、ご存じですか?

 

見た目だけでは、なかなか違いは

わからないのではないでしょうか。

 

 

一口に「ねぎ」といっても様々な種類がありますよね。

 

ねぎには、大きく2つのタイプがあるのです。

 

まず1つ目は、一般的にお鍋などに使われる「長ねぎ(白ねぎ)」。

2つ目は、主に薬味として親しまれている「青ねぎ」。

 

今回ご紹介している万能ねぎは、「青ねぎ」の一種です。

 

関西で昔から親しまれている青ねぎは「葉ねぎ」とも呼ばれ、

主に、京都発祥の「九条ねぎ」のことを指します。

 

さらに、九条ねぎは枝分かれの数で「九条細」と「九条太」の

2種類に分けられます。

 

そして、万能ねぎは、この「九条細」を若採りしたものです。

 

要するに、

万能ねぎは九条ねぎの一種である「九条細」の

地域銘柄名ってことです。

 

 

わかりやすくまとめると、

 

  • 「ねぎ」の一種である「青ねぎ」
  • 「青ねぎ」の代表格である「九条ねぎ」
  • 「九条ねぎ」の一種である「九条細」
  • 「九条細」の福岡の地域銘柄名=「万能ねぎ」

 

ということなんです。

 

 

ちなみに、福岡の万能ねぎと同じように、

高知には「やっこねぎ」、佐賀には「うまかねぎ」など、

他の地域にもブランドねぎがあります。

 

あなたのお住いの地域にも、

ブランドねぎがあるかもしれませんね。

 

 

まとめ

 

万能ねぎは

九条ねぎの一種である「九条細」の地域銘柄名であり、

 

「生で良し」「煮て良し」「薬味に良し」と、

「どんな料理にも合う万能野菜」ということをアピールすべく、

「万能ねぎ」という名称になった

 

ということをご紹介しました。

 

 

様々な料理のわき役として

欠かせない存在のねぎ。

 

そんなねぎが主役のお店があるのをご存じですか?

 

京都に「葱や平吉」というお店があります。

 

私も数年前に行ったことがあるのですが、

ねぎ尽くしで、いろいろな食べ方で

ねぎを食べることができます。

 

さらに、刻みねぎがかけ放題で、

様々なお料理にかけて楽しむことができます。

 

ねぎ好きの方にはとてもおすすめのお店ですよ。

 

 

また、万能ねぎのレシピを検索してみると、

非常にバリエーション豊かなお料理が紹介されています。

 

さらに、ねぎは栄養価も高いので、

おうちに常備しておきたい野菜の一つです。

 

万能ねぎは、刻んで冷凍保存しておけば、

1か月程度も保存できます。

 

ぜひ、「生で良し」「煮て良し」「薬味に良し」な

万能ねぎを上手に使って、食卓を彩ってくださいね。

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