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送別会で社交辞令の寄せ書きを渡すのは本人には実は迷惑!

人間関係
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春が近づいてくると社会人にとっても

“卒業”ならぬ、“異動”や“退職”

シーズンを迎えますね。

 

定年で会社を辞める人もいれば転職のために

会社を去る人もいますから、送別会で

居酒屋などが賑わう季節とも言われます。

 

送別会といえば退職者に渡す餞別として

代表的なのが『寄せ書き』です。

 

この寄せ書きという存在、多くの人が

渡すことに対して疑問に思っている物で、

内容がどう見てもアレだと思うことも

しばしばあります。

 

今回は餞別の代表として名を馳せてきた問題児、

「寄せ書き」について裏話をお伝えします!

送別会で渡される寄せ書きは社交辞令のオンパレード

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みなさんはこれまで「社交辞令」を

一度も披露してこなかった、

と自信を持って言えるでしょうか。

 

社交辞令は、物事を円滑に進めるために

心では思ってもいない挨拶や褒め台詞を

指す言葉です。

 

仕事でうまく立ち回るために必要な

行動であり、それが一流企業の社員ならば

当然身に着けていなければならない

スキルでもあります。

 

ですが社交辞令は面と向かって相手と話す

ときだけに使われるものではありません。

 

むしろ相手が目の前にいない状況である

メールや手紙といった方法のときのほうが

圧倒的に社交辞令が使われています。

 

一般的には「食事の誘い」や「立ち寄って欲しい」

といった内容は社交辞令と呼ばれている

言葉で有名ですね。

 

これは送別会で渡される“寄せ書き”も

扱い的には先ほどお伝えしたメールや

手紙とほぼ変わりません。

 

特に接点もなく、会話もそこそこしか

無いような同僚や上司、後輩からの

寄せ書きメッセージは100%、

悲しいですが社交辞令です。

 

もちろん、会社同士のメールのやり取りの

ように利益を求めているわけではないので、

メリットも無いように感じますよね。

 

ですがそこにメリットは無くても、

デメリットは存在してしまうのです。

 

例えば、一言だけ「お疲れ様でした」と

ぶっきらぼうに書かれているコメントと、

丁寧にお礼や感謝、応援の言葉が書かれている

内容の2通りあったとします。

 

あまり話したことがない人からの

寄せ書きだとして、あなたならどちらの

内容で気分が良くなりますか?

 

多くの人が褒め言葉を貰ったほうが

気分が良くなるものです。

 

会社を去った後、寄せ書きを書いた人と

貰った人が今後の人生で偶然会う確率は

ゼロではありません。

 

むしろ気を抜いて何かをしたときほど、

願ってもいない嫌な予感は当たるもの…。

 

寄せ書きで相手を不快にしてしまっていたら、

再会したときに困るのは書いた自分自身です。

 

つまり、退職者にみんなからといって

渡す寄せ書きは“辞めていく今”に対しての

贈る言葉ではないということ。

 

捨てられない限り、物として存在していく

寄せ書きで喧嘩を売る人はまず、いませんよね。

よほど中の良い人でない場合、誰もが

社交辞令を書くことは当たり前なのです。

 

あくまでも今後の人生で何が起こっても

大丈夫なよう保険をかけている

と言い変えても間違えではありません。

 

だからこそ、寄せ書きは社交辞令のオンパレード!

 

むしろ社交辞令まみれの寄せ書きこそ、

いつかどこかで再会したときの好感度に

直接関わっている、そう考えると

社交辞令でも悪い気はしませんね。

 

少し見方を変えるとただの点数稼ぎに

見えてしまう、という人もいると思いますが

最後に嫌味を書かれるよりは何十倍もマシ

なことなのです。

辞める本人からすると送別会で渡された寄せ書きの扱いに困る

会社を去る人間のためにわざわざ時間と

手間をかけて用意してくれた“寄せ書き”。

その気持ちは嬉しいですよね。

 

ですがそのみんなの「気持ち」、“物”では

あまり受け取りたくなかったと思ってしまう人は

少なくありません。

 

言葉と違い、物として存在している以上は

場所をとってしまいます。

 

会社を辞める人全員が退職した後も

同じ家や場所に留まるとは限りません。

むしろ異動や転職のために会社を去る人は

引っ越しをしてしまう人が多いです。

 

そんな人にとっては“物”がひとつ

増えるだけでもかなりストレスを与えます。

 

実は筆者も以前に小さい色紙で餞別として

寄せ書きを渡されたことがあります。

 

正直な話、人間関係や残業の押し付けなどが

嫌で会社を辞めようとしていた筆者としては、

寄せ書きすら受け取りたくありませんでした。

 

もちろん、人によって会社を

離れる理由はそれぞれです。

 

ですが寿退社のように祝われながら

送り出される状況の人ではない限り、

寄せ書きは迷惑な贈り物でしかない、といえます。

 

すべての人が寄せ書きを嫌うわけでは

ありませんが、扱いに困る人はとても多いです。

 

社交辞令で偶然の再会の保険をかけて

おきたいなら、相手が嫌がらない方法を

選ぶほうが効果的だと筆者は声を

大にしてお伝えしたいですね。

まとめ

社交辞令なら言わないで、

そう考える人もいます。

当然ですが、物事を円滑に進める

必勝法はありません。

 

ですが少なくとも「社交辞令」によって

物事がうまくいったことは少なくないのです。

 

今回は「寄せ書き」でも社交辞令は

当たり前に使われていると

お伝えしましたが、下心が見えてしまう

社交辞令ですら“悪いもの”と

言い切ることはできません。

 

すべては使う人の気持ち次第。

そこに下心があっても、保険として

使われていても、その人と対立したくない

という正直な芯の部分があるのです。

 

寄せ書きを書く側になったとき、会社では

もう会いませんし嫌いなら「お前の事が嫌いだ!」

と書くこともできますよね。

 

どうとも思っていない相手に

「別にどうでもいいです」なんて

書くこともできます。

 

寄せ書きは今渡すメッセージ、ですが

本当は今後に関わる小さな布石だということ。

貰う側は相手がまだあなたに対して

対立したくないという意志の現れです。

 

たかが寄せ書き、されど寄せ書き。

特に何も意味などないようなものにも、

実は隠れた意味があるというのは面白いですよね。

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