子供が小学校に入学すると、
アナタもPTAへ加入するのではないでしょうか。
しかし、お仕事をされていて時間がなかったり、
コミュニケーションを取ることが苦手だったりするなら、
PTA加入に対して不安を感じているでしょう。
もしそうならば、PTAへの加入は、
法律で義務付けられているわけではないので、
入らないというのも選択肢の一つです。
PTAに加入しないからといって、
PTA主催のイベントから除外されたり、
卒業式の記念品がもらえなかったり、
ということはありません。
しかし、イベントの参加や記念品にかかる金額は、
PTAに加入していなくても払うべきです。
PTAがそれらの費用を請求することは合法なので、
もしアナタが費用を払っておらずに裁判を起こされたら、
まず間違いなく敗訴になります。
なので、PTAに入らずに会費を支払わない場合でも、
イベントや記念品の費用は払っておきましょう。
今まで見てきた内容からは、
PTAに入らないことは
有力な選択肢のように見えますが、
やはりデメリットも存在します。
デメリットには以下のようなものが挙げられます。
- 他の親と親睦を深める機会が失われる
- 他の親から快く思われない
- 子供の交友関係に悪影響を与える
- 周りとの違い(会費を払っていないこと)を子供が気にする
これらのデメリットについて、
「親」の面と「子供」の面に分けて、
詳しく見ていきましょう!
近所付き合いに悪影響!?PTAに入らないデメリットは?保護者編
PTAとはParent Teacher Associationの略で、
保護者と教師が協力することにより、
子供の成長を助ける、という目的の組織です。
全員参加が当たり前、という考えが
近頃は主流ですけれど、
本来は任意参加なのです。
具体的な活動としては、
- 体育祭・文化祭などの行事を手伝う
- 学校や地元のイベントをマネジメントする
- 卒業式の記念品などを準備する
などです。
冒頭でも述べましたが、
これらの活動に関して、
入っていないと不利益を被る、
ということはありません。
要するに、子供がイベントから除外されたり、
記念品が貰えなかったりすることはないです。
しかし、イベントなどの事前準備に参加しないため、
親同士で親密になり新しい友達ができる、
という出会いの機会は失われてしまいます。
同じ年代の子どもを持つ人ならば、
アナタも親近感がわいて
会話が弾むのではないでしょうか。
アナタが子供のことで何か悩みを抱えている時、
相談すると、実は相手も以前に同じ悩みを抱えていて、
よい解決策を教えてくれる、なんてこともあるでしょう。
しかしPTAに入らないと、
これらの機会は存在しません。
また、会費を払っていないことから、
他の親が不満を感じる可能性もあります。
なぜ会費を払っていないのに、
同じようにイベントへ参加したり、
記念品をもらえたりするのか、という不満です。
加入は自由なのだから、PTAに入らず、
会費を払わないことは法的に何も問題ないのですが、
人から不快に思われるのは嫌ですよね。
もちろん相手の人柄にもよりますが、
そこからドンドン悪化して、
学校内の付き合いだけでなく、
近所付き合いなどに悪影響を及ぼす可能性は、
ゼロとは言い切れません。
学校外での関係に悪影響を及ぼす可能性があるのは、
大きなデメリットですよね。
次は「子供」に着目して
デメリットを考えてみましょう。
イジメの原因に!?PTAに入らないデメリットは?子供編
PTAに入らないことは、
親同士の関係だけでなく、
子供同士の関係にも悪影響を与える可能性があります。
イベントへの参加や記念品贈答には影響がなくても、
親同士の関係がこじれたことで、
今までは仲が良かったのに、
子供たちが遊ぶことを制限され次第に関係が悪くなる、
ということはあり得るはずです。
最悪の場合はイジメの対象になる恐れもあります。
PTAに入らないだけで、
とアナタはお考えかもしれませんが、
近頃のイジメというのは、
クラス内で少しでも浮いていれば、
誰もがターゲットになりうるので、
可能性はゼロではありません。
また、アナタの子供の方が
PTAに入っていないことを気に病み、
学校生活を楽しめなくなる、
といった弊害が出る恐れもあります。
親同士の問題で収まらずに、
子供にまで悪影響が及ぶことは
何としてでも避けたいですよね。
このようなデメリットが存在するので、
PTAに入っている方が、
子供の学校生活は快適になりやすいはずです。
まとめ
PTAに入らないことのデメリットは、
親(アナタ)の面から考えると、
- 同年代の子供を持つ、親睦を深めやすい人との接点が失われる
- 会費を払っていないため、他の親から快く思われない
となります。
子供の面から考えると、
- 親同士の仲が悪くなることで、友人との関係に溝ができる
- 周りとは違い、PTA会費を払ってないので後ろめたさを感じる
となります。
アナタがPTAに入ることへ特に抵抗がないなら、
これらのデメリットを避けることが可能なので、
PTAに加入するのがオススメです。
どうしてもアナタがPTAに入りたくないならば、
近所付き合いにまで悪影響を与えたり、
子供の学校生活に不都合が生じたりしないように、
何らかの対策を考えましょう。
例えば、PTAには入らないが、
その他では積極的に交流する、
などは良さそうですね。
アナタがコミュニケーションを取ることに苦痛を感じるなら、
挨拶などの簡単なことから愛想よく振る舞えば、
良い結果につながるはずです。
PTAに入らないことにはデメリットが存在するので、
そのことを理解して、
アナタが最も望む選択をしてくださいね!