先日、ふと、
海外旅行のポスターを見かけて・・・
そういえば、社会人になってからのお休みって、
ゴールデンウィークとお盆と年末年始、
あとは3連休くらいだなあ、長期休暇ほしいなあ。
なんてとりとめのない事を考えていました。
そして、ふと、
思いは子供時代の夏休みに。
もし、今、あれだけ長い夏休みがもらえたら、
何をするだろう?
ん?ところで、なんで夏休みって
あんなに長かったのかな?
子供の喜び・母の憂鬱、
そして社会人にとっては
ちょっとだけセピア色の夏休み。
どうして夏休みって
あんなに長いのでしょうか?
あなたは考えたことがありますか?
答えは、
暑すぎて勉強なんてしていられないから。
なんとも単純明快な理由ではありませんか!
目次
夏休みが長いのは夏が暑いという理由だった!?
はっきり言い切ったのには、
ワケがあります。
夏休みって地方によって、
日数や期間に違いがあるからなんです。
ご存知のとおり、
日本は南北に細長いですよね?
つまり、北と南では気温も違います。
猛暑と呼ばれる暑い日の日数も
違ってくるわけです。
暑い日って、
直射日光に当たっていなくても、
特に子供は気を付けてあげていないと、
熱中症になりやすい。
それに通学や体育など、
暑さのせいで体調を壊す恐れがある中、
子供達を登校させるのは控えた方がよいし
暑くて勉強なんて手につかないだろう、
というワケ。
だから夏でも、
比較的気温の低い地方は夏休みが短く、
気温の高い地方は、
夏休みが長い傾向にあります。
某アニメのち○○○子ちゃんが、
8月末に泣きながら宿題を片付けているのを、
ああ、私もそうだったなぁ、と思う人と、
なんで8月末なんだろう?
と違和感を抱く人がいるのは
こういった理由だったんですね。
ちなみに、
夏休みの正式な呼び方は夏季休業。
これは学校教育法で決められたものですが、
小学校を管轄している、
文部科学省は夏休みの日数に関しては、
ノータッチ。
夏休みの日数や期間を決めているのは、
学校を設置する市町村や
都道府県の教育委員なんです。
文部科学省が各地方の事情まで把握して
それぞれ期間を決める、
なんてことムリがありますしね。
地方によって違う夏休み!どれくらいの差があるの?
折角ですので、
各地方の夏休みの長さ、気になりませんか?
ここでは、
すべての都道府県を挙げずに
各地方の最短・最長の市町村だけ
ご紹介していきますね。
北海道・東北地方
最短 26日間 北海道・札幌市
最長 35日間 福島県・福島市
関東地方
最短 35日間 東京都・新宿区
最長 45日間 千葉県・千葉市
中部地方
最短 32日間 長野県・松本市
最長 42日間 石川県・金沢市、愛知県・名古屋市
近畿地方
最短 29日間 兵庫県・神戸市
最長 42日間 三重県・津市、滋賀県・大津市、
奈良県・奈良市、和歌山県・和歌山市
中国地方
最短 39日間 島根県・出雲市
最長 43日間 岡山県・岡山市
四国地方
最短 35日間 香川県・高松市
最長 42日間 高知県・高知市、愛媛県・松本市、徳島県・徳島市
九州・沖縄地方
最短 35日間 大分県・大分市
最長 42日間 佐賀県・佐賀市、長崎県・長崎市、鹿児島県・鹿児島市
※2017年度小学校の夏季休業日数の比較になります。
全国で夏休みが短い県は
北海道の26日間でした。
これは夏休みの日数だけのお話であって
学校には他にも冬休みや春休みもありますので、
うわ!短くてかわいそう、
ということにはならないんですよ。
夏休みは昔の方が長かった!?
私は関東地方出身なのですが、
2017年度のデータを見ていて
あれ?と思うことがありました。
というのも、
関東地方のほとんどの小学校の夏休みが、
8月31日までではなく、
8月27日頃に終わっています。
一番早く終わるのが東京都・新宿区で、
夏休みの最終日は8月24日。
私が子供の頃は8月31日まで休みでした。
明らかに昔に比べて
全国的に夏休み期間が短くなっていますね。
どうしてでしょう?
これも暑さ対策に関係しています。
昔は、夏の教室といえば、
ただただ暑い、でした。
窓を開けても、
涼しい風なんて少しも入ってこなくて、
ひたすら下敷きで扇いでいたものです。
ところが最近はエアコンが整備され、
涼しい中で授業が受けられるようになった
小学校が増えてきました。
つまり、
もともと夏休みは暑くて勉強なんてしていられない、
だから猛暑の間は休みましょう。
でしたよね?
それが逆に、暑くてもエアコンがあって、
勉強できる環境だから勉強しましょう。
になってきたんですね。
もちろん、
学力向上という目的も背景にはありますが…。
今後、
ますます夏休みは短縮傾向にすすみ、
8月24日が夏休み最終日になる
小学校が増える模様です。
世のお母さん達にとっては朗報ですね!
まとめ
お母さんにとって、
子供の夏休み期間ってとっても大変。
お昼ご飯の用意もあるし、
普段の家事のペースが乱されるし、
とどめは、どっか連れてって攻撃。
夏休み後半に入ると、私の友人はいつも
「あと少し、頑張れワタシ」
なんて自分を鼓舞しています。
でも、子供時代って誰にでもありました。
不思議なことに夏休みに何をした、
どこに連れて行ってもらった、
という記憶は大人になっても
ずっと覚えているものです。
あー面倒くさい、あーうるさい、
とばかり言っていないで。
あっという間に子供は育ち、
勝手に一人で出かけて行くようになります。
子供の思い出作りだけでなく、
あなたの思い出づくりにも、
あっと言う間の我が子の
子供期間を楽しんでください。