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金魚を繁殖させよう!産卵時期を見極める兆候はどんなの?

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夏祭りで必ずといっていいほど見かける、金魚すくい。

 

あなたも持ち帰った金魚を

金魚鉢で飼った経験があったりしますよね。

 

私たち日本人にとって昔からなじみのある魚ですが、

繁殖となるとちょっと難しそうに思えませんか。

 

 

でも実は、コツさえ知っていれば

誰でも簡単に繁殖させることができるんです。

 

 

成熟した雄と雌の金魚が同じ水槽にいれば

自然と産卵します。

 

 

しかし、金魚は雑食であるため

卵をそのままにしておくと

 

他の金魚や親の金魚に食べられてしまうことがあります。

 

 

ですから、金魚を繁殖させるには

人工的に産卵時期をコントロールした方が良いのです。

 

 

産卵時期をコントロールするために、

金魚をしっかりと観察して産卵の兆候をキャッチし

 

産卵準備のできた雌と雄を

一つの水槽に移すことが必要になります。

 

 

雌の金魚の産卵の兆候を見分けるポイントは5つです。

 

 

  1. 雌の下腹部のふくらみが柔らかくなったとき
  2. 雌が何かを探すような泳ぎ方をするとき
  3. 雄の追尾行動がみられたとき
  4. 春から夏の時期(水温が20度前後の期間が続いたとき)
  5. 雨の日や大潮のとき

 

 

産卵の兆候を見極め

かわいい金魚たちの繁殖を成功させましょう。

 

 

金魚の産卵の兆候の前に金魚の雌雄を見分けよう!

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金魚の雄と雌は尾ひれの付け根にある

生殖孔の形で見分けます。

 

 

雄の生殖孔は

縦長で細長い形をしています。

 

雌の生殖孔は

雄に比べると大きくて丸く

少し出っ張っています。

 

 

ですが、泳いでいる金魚の

生殖孔の形を比べるのは至難の業。

 

ペットショップの店員さんでも

難しいといわれます。

 

 

そこで、発情期にだけ雄の体に現れる

「追い星」によって見分ける方法があります。

 

追い星というのは

2歳以上の雄の金魚に見られる

白いぶつぶつのことです。

 

 

発情期になるとこの追い星が

雄のえらぶたや胸びれの前の方に現れます。

 

また、発情期になると

雄の金魚の体が徐々に締まっていきます。

 

 

体の変化を見逃さないよう

普段からよく観察しておきたいですね。

 

 

金魚の産卵の兆候は雌の体型の変化

 

雌のおなかに卵が作られると、

尾ひれに近い方の腹部が横にふくらみ

体の厚みが増します。

 

産卵間近になると

指で優しく押しただけで卵が出てしまうほど

腹部が柔らかくなります。

 

 

腹部がふくらんでいても

触ってみて固ければ

産卵準備はまだできていません。

 

また、腹部がふくらむ病気もあるので

ふくらむ場所が違う場合は

病気の可能性を疑うようにしましょう。

 

 

金魚の産卵間近の兆候である行動の変化

 

産卵間近の雌は重くゆっくり泳ぐようになり

産卵場所を探して、水槽の底をつついたりする

行動が見られます。

 

 

雄は、激しく雌を追いかけまわし

体を擦りつけたり、腹部をつつくようになります。

これを追尾行動といいます。

 

 

追尾行動は、雄の求愛行動なのです。

 

 

追尾行動が見られると

すぐに産卵する可能性が高いので

 

すぐに雄と雌のカップルを別の水槽に

移すのが良いでしょう。

 

 

追尾行動によって雌が追い詰められると

産卵に至るので

 

産卵用の水槽にいれるときは

雌1匹に対し雄2匹にした方が

効率よく産卵を促すことができます。

 

 

 

金魚が産卵する兆候には時期や気温が関係する!

 

一般的に金魚が産卵するのは

春から夏にかけてです。

 

これには水温が関係しています。

 

 

産卵に適した水温は18度から22度です。

 

 

変温動物である金魚は

水温の変化に応じて産卵準備を行うため

 

冬から春になり

水温が20度前後の日が続くようになってくると

産卵の時期です。

 

ですから

全く見当違いな時期におなかがふくらんでいる金魚がいたら

病気を疑いましょう。

 

 

ただ、ヒーターを使用して室内飼いをしている場合には

時期を問わず産卵する場合もあります。

 

 

ヒーターの設定温度が高すぎると

産卵しにくくなる場合もあるので

 

注意が必要です。

 

 

水温の変化が産卵のスイッチになるので

大量の水換えが刺激となり

産卵が起こることもあります。

 

 

成熟した雄と雌がそろったら

水換えをして産卵を促進しても良さそうですね。

 

 

金魚の産卵の兆候に関するその他のポイント

 

他に金魚は雨の日に産卵します。

 

 

雌のおなかが柔らかくなってきたら天気をチェックしてください。

数日後の雨の日に産卵する可能性があります。

なぜ雨の日かというと、気圧が関係しています。

 

 

気圧が低くなると産卵するように

遺伝子にインプットされているのです。

 

 

また、潮の満ち引きが関係することもあります。

 

 

これは金魚に限らず

人間の出産にも同じようなことが

いわれていますね。

 

大潮=満月のときに

産卵する可能性が高くなることがあります。

 

 

まとめ

 

金魚の産卵の兆候を見極めるポイントは以下の5つです。

 

 

  1. 雌の下腹部のふくらみが柔らかくなったとき
  2. 雌が何かを探すような泳ぎ方をするとき
  3. 雄の追尾行動がみられたとき
  4. 春から夏の時期(水温が20度前後の期間が続いたとき)
  5. 雨の日や大潮のとき

 

 

上記のポイントを抑えて

産卵準備のできた金魚を見極めれば

 

あとはそのカップルを別水槽にいれて

産卵、受精が起こるのを待ちましょう。

 

 

大事に育ててきた金魚の

子供たちが生まれるのは

うれしいものです。

 

 

金魚は大昔から数多の品種改良を重ね

観賞魚として飼われてきました。

 

そのことからもわかるように

金魚の産卵と繁殖は

比較的簡単にできるのです。

 

 

より美しい金魚を目指して

繁殖させるもよし。

 

オリジナルの金魚を生み出すべく

繁殖させるもよし。

 

 

繁殖のコツを抑えて

あなたのかわいい金魚の

子孫を残してみませんか。

 

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