子供の通う保育園生活の中で起こる、
いろいろなトラブル。
どうやって解決していますか?
毎日が平穏無事というわけにはいかないものです。
私が子供に関わる人間関係の中で気を付けていること、
対処する時に自分も子供も、
気持ち的にストレスにならないようにするやり方を
実際のエピソードを交えてご紹介していきます。
目次
保育園の友達との喧嘩問題!怪我をした場合させた場合
ある日、迎えに行くと
年長組の息子の顔に引っかき傷がついていたんですね。
そんな大したことない数センチの傷でしたが…
目の横あたりでした。
私は多少のケガは経験だと思っているので、
あんまり口を出さないのですが
「〇〇くんと遊んでいたら、
急に手を出してきたんだよ」
的なことを息子は言うのです。
これだけ聞くと、
さもうちの子が被害者みたいですよね。
ただ、この○○君はいつも仲良くやんちゃして
遊んでいるお友達。
私も知っている子です。
先生は、
「急に相手のお友達が嫌になっちゃって…
仲良くじゃれ合っていたんですけど」と。
とりあえずここでは聞き流しておきました。
仲の良い遊びの延長だと思ったからです。
ですが数日後、
今度は首元に傷をつけていました。
血が出ていました。
「あれ?またケガしたの?」と聞くと
「また○○くんが急に引っかいてきた」と言うのです。
このピンポイントで同じ子・名前を
もろにだして言われてしまうとなんとも複雑…。
こういう時、ふと浮かぶことは
相手の親御さんの顔なんです。
「知っているのか?」
「気づいているのか?」
ということですね。
どうしても親の心情として、
すぐに浮かぶのは相手の子供より相手の親です。
でもこのまま感情的になってしまうと、
要らないバトルの勃発になりかねません。
こういう時はひとまず深呼吸して、
冷静に対応を考えていきましょう。
「どちらの子供が悪いか」で判断しようとしない
「どっちがやった、どっちが先に手を出した」
という考え方はしても意味がありません。
大人目線で見るのと、
子供の目線から見るのとでは話が違います。
確かに内心では、
「うちの子は悪くないんじゃないか」
と思いがちなんです。
親としては「子供のやったことは親の責任」
という意識も、常にどこかありますから
「子供が悪さをした=自分が親としてちゃんとできていない」
という罪悪感やプレッシャーから
どうしても自分の子供・自分自身のために
そう思ってしまうのでしょう。
でもその考え方をしてしまっては、
子供同士のコミュニケーションを
ちゃんと見つめてあげられないのです。
「どちらか良い・どちらが悪い」の前に、
子供心にどう捉えているか知ることの方が大切なのです。
私はとりあえず、このことに対して
親ではなく子供とじっくり話しました。
「けんかしているという感覚なのか?」
「その子のことが好きで、遊びたいと思っているのか」
「気持ちが不安になっていないか」
などなど、よく聞くことです。
親は園での出来事を見ているわけではないので、
すぐにめくじらを立ててもしょうがないのです。
「相手の親に言ってやろうかしら」は、
一旦保留ですよ~(笑)
うちの子は
「○○君の事好き。でもたまに、
鬼ごっこに入れてくれなかったり、
僕が変な顔とか踊りとかすると、やめろ!!
って言って殴られそうになる時がある」
と言いました。
ほほう…。
たしかに、うちの息子は
相手が嫌がっているのに楽しくなると
やめない時があるんです。
きっと○○くんは、
このちょっとしたしつこさが、
気に入らないのだな?と思いました(笑)
本人が「好きだし、仲良くしたい」と思っているなら、
変にこじらせてはいけないのです。
でもやんわりと子供の悲しかった思いは、
伝えておかなくてはと思うのが親心なのです。
子育ての悩みどころは保育園の先生と子供の話の食い違い
じゃあ、先生はどの程度こういうことを
把握しているのかというと、
正直分かっていません。
見てくれてはいると思いますが、
「そんなことなかったですよ~」
「いつも仲良しです(笑)」
みたいな、笑って受け流している感じもあります。
先生のせいではありません。
ですが、事実ケガをしているのですから、
対処してほしいのです。
普段からお帳面に書いていることと、
子供の話が違っている、
ということはよくあることです。
例えば
「今日は絵本を読みました。楽しそうでしたよ」
と先生が書いていても、
「今日、絵本を読んでいる時、
お友達に邪魔って言われて泣いちゃった」
と子供は言っていたり。
「今日はジャガイモ堀りで、
たくさん上手に掘れていましたよ」
と先生が書いていても、
「難しくて、全然上手に出来なくて悔しかった~」
と子供は言っていたりして。
正直なところ、子供も子供で、
ちょっと大げさに話していたり、
ママに気にかけて欲しいがために
ちょっと作り話しているときもあります。
ですから、
何をどの程度鵜呑みにして、
逆に笑って聞き流すかは、
難しいことなのです。
「どっちが本当なんだろう?実際はどうなんだろう?」
と考えたりもしますが…
この食い違いは、
もう「どっちも信じる」ことに決めています。
先生の言う、「楽しそう」というのも本当で、
その中で「悲しいことがあった」というのも本当。
細かい部分をいちいちチェックするのではなく
「全体をまんべんなく見なくてはいけない」
のが先生です。
そこを親も理解しなくては、
もうきりがありません。
「先生」と「子供」の話の食い違いは、
食い違いではなく「目線が違う」のです。
「うちの子がこう言っているのに、
先生は嘘をついてるんじゃないか」
と決めつけるのはダメですよ。
ここを埋めるためには、
落ち着いた親の立ちまわり方がとっても大切なのです。
悩みを判断する基準は「保育園での主役は子供」
私の立ち回り方は、
いきなり親や先生には突撃していきません。
保育園での主役は子供だからです。
息子にたまに引っかき傷をつけてくれる○○君(笑)
きっとイラついたのでしょう。
朝、その男の子とは会うことが多いので、
直接話しかけてみました。
「○○くんだよね?おはよう。
いつも仲良く遊んでくれてありがとう。
たまにしつこい時があると思うけど、
なにかあったら私にも言ってくれていいよ。
ちゃんと叱っておくからね。
うちの子は〇〇くんのこと大好きだから、
これからも仲良くしてやってね!」
という感じです。
相手の子は、とっても笑顔で
「この間引っかいちゃってゴメン!」
と私に言いました。
やっぱり本人はちゃんと分かっているのです。
子供だから、やっても忘れてるんだろうは違います。
この相手の子は、苛立ったときに
うっかり手が出る「癖」があるのでしょう。
はっきり言ってこういうものは
お母さんのやりようだと思っていますし、
本人的にはちゃんとあとから後悔というか、
「やっちゃった」みたいな気持ちはあるのです。
このけがをさせた相手の子供の気持ちを、
できれば聞くのは大切なことですよ。
親に向かっていったところで、
直接的な解決にはなりません。
親の見た目だけで判断するのは、
子供本人の気持ちを摘み取ってしまう時があるのです。
親は子供を責めるのではなく
「手助け」をしてやればいいのです。
うちの息子も、ごめんねって言ってたよ~と伝えると、
「そっか!じゃあもういい!」となりました。
子育ての悩みどころは保育園の先生の「慣れ感」
そして正直思うのが、
年長くらいになると先生には「慣れ感」があります。
これはいいことでもあると思いますが、
慣れすぎて、まじめに受け取ってくれない時があります。
確かに先生にとっては、
子供は何十人のうちの一人かもしれません。
でも子供にとってはいつでも
「たったひとりの担任の先生」なのです。
親が出ていく事でややこしくなることもありますが、
慣れすぎた先生の対応は時々、悲しいです。
だから一連の流れだけは
お帳面にバッチリ書いておきました(笑)
「子供は子供なりにまじめに考え、
悩んでいましたので、よろしくおねがいします」と。
このちょっとした主張は、
したほうがいいですよ。
なにもかも流す必要はありませんから。
一言強調して書いておいたら、
必ず何かしらの返事があります。
先生も人間ですから、そして仕事ですから、
親子ともども信頼関係が大切なのです。
お帳面にはいろいろと書いていても、
いつも会ったら笑顔で挨拶です。
気まずい空気感を作らない、
ちょっとしたことに不信感を持ってしまわない。
気になることは質問をして
いつまでも引きずらないこと。
これは先生との関係を作るためのポイントです。
思うことは気になりだすと多々ありますが、
クレーマーにはなっちゃだめです。
「ちゃんとけががないように見てくださいよ、
お願いしますよ~」と
チクッと針だけ刺す感じでいきましょう(笑)
忙しい先生の大変さも親は察してあげたいところです。
こちらの度量の大きさを見せましょうね。
まとめ
子供たちの集まる生活の中では、
けんかは「お互いさま」なのです。
今回私の息子は「けがをさせられた側」でしたが、
けがをさせてしまうこともあると思っています。
その時、必ずしもけがをさせた方が悪いという考えでは、
私もわが子を守ってあげられません。
あきらかにわざと傷つけたいと思って
けんかにもっていく子供はいないのです。
親としてはいろいろ複雑な心境にもなり、
どう対応するか迷ったりしますが
落ち着いて大人ばかりの考えを押し付けることをせず、
子供同士の気持ちや関係性を確認しなおしましょう。
本人たちの中では、ちょっとしたきっかけで
「もういいよ~」と解決していることもあるのです。
けんかがあるたび親同士がいがみ合っていては、
子供がつらい思いをします。
先生にも適度にちゃんと報告をして、
まわりの大人がそろって
「手助け」をすればいいのです(^^♪
どの子供も、保育園生活は
お友達と泣いたり笑ったりしながら、
心の成長を遂げていくものですよ。