つい最近、メルカリやDMMが
シェアサイクルに参入することを表明しました。
シェアサイクルは
街中で自転車を借りられるサービスで、
レンタカーとは違って
借りた場所と返す場所は
必ずしも同じでなくてもよい、
つまり乗り捨てが可能なのが特徴です。
ですので、
大きな会社がシェアサイクルを運営すると
比較的広い地域で
サービスを展開することができます。
しかし、
それらとは少し異なる
「軒先シェアサイクル」
というサービスも存在していますね。
そこで今回は
軒先シェアサイクルについて
紹介いたします。
軒先シェアサイクルとは?なぜ小遣い稼ぎになるの?
そもそも、
シェアサイクルは「ポート」と呼ばれる駐輪場で
自転車を借り、使い終わったら
近くのポートに返却するというもので、
現在ではドコモやmobikeといった企業が
すでにサービスを展開しています。
大企業の強みとしては
電動自転車を標準で利用できることや
すべての自転車にGPSを搭載し、
利用状況をインターネット経由でチェック、
近くのポートの空きはどうかなどを
すぐに調べることができるという点です。
ですが、現時点では
都内でも中心部やそれに近いところでしか
サービスが展開されていないなど、
不便な点もあります。
これに対し、
軒先シェアサイクルというのは
「個人」がシェアサイクルに
自転車を貸し出すことができるというものです。
もちろん自分が自転車を使いたい時には
そちらを優先でき、
自分が使わない時だけ貸し出す
ということが可能です。
曜日も指定ができるので、
平日は通勤に使い、
休日の出かけている間に
自転車を貸し出しておく
ということもできます。
そして、
自転車を貸し出すメリットとしては
少しばかりの収入を
得ることができるということです。
赤の他人が使うことになるので
メンテナンスには
気を配らなければいけません。
日常生活的な用途を想定するのであれば
定期的に自転車屋さんに持って行って
点検してもらうくらいで良いでしょう。
ただし、登録している時間外に
自分で使わなかったとしても
空気はどんどんと抜けていってしまうので、
貸し出しの前には
空気をちゃんと入れることが大切でしょう。
また、軒先シェアサイクルは
民間企業が運営するウェブサイトに
登録することで誰でも利用することができます。
次に、軒先シェアサイクルの
利用方法について説明しましょう。
実際にやってみるにはどこで何を登録して始めれば?
ここからは、
軒先シェアサイクルの貸し出す側として
どのような準備が必要なのかについて
お話しします。
まずは、
「軒先株式会社」という企業が運営している、
「軒先シェアサイクル」というサイトに
アクセスをします。
URLはこちらです。
https://cycle.nokisaki.com/
アクセス先のページから
貸し出しをしたい自転車を登録することで
軒先シェアサイクルに
参加することができます。
この企業は他にも週貸し、
一日貸し、時間帯貸しスペースや
シェア型のパーキングサービス
「軒先パーキング」も運営しているので、
興味のある方はそちらも
のぞいてみるとよいでしょう。
しかし、この軒先シェアサイクルですが、
2017年9月下旬時点でサイトにアクセスしても
「軒先シェアサイクルは現在休止しております」
という文言が表示されるだけで、
新しい自転車の登録や
自転車を借りるというサービスは
行われていない状態です。
このサービス自体は
2013年に開始されたものですが、
今後サービスが再開されるのを待つ
ということになるでしょう。
実際、中国では
シェアサイクルが爆発的に浸透してきており、
先ほどのmobikeという企業も
大きなシェアを誇っている模様です。
日本のシェアサイクルとは少々異なり、
まさに「どこでも」乗り降りできる
というのが特徴的です。
しかし、それゆえに
「自転車の放置」というのが
問題になっています。
中国のある街では
1万台あまりが広場に放置されている
という非常に悲しい現状があります。
日本ではドコモのシェアサイクル自転車が
ようやく5000台に到達しようというところですが、
中国では何万台もの自転車が投入されているため、
このような問題が顕在化しやすいのです。
これがもし個人の自転車で行われてしまうと
どうなるでしょうか。
貸し出し時間外でも自転車が戻ってこず、
最悪の場合は誰かに持っていかれてしまう
ということも考えられますよね。
日本では同じようなことが
「傘」で起こっているため、
これを解決できるシステムが無ければ
軒先シェアサイクルも難しいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
軒先シェアサイクルについて、
どのように利用するか、
現時点での問題点などをお話ししました。
今すぐ軒先シェアサイクルで
副収入をと考えていた方には申し訳ないですが、
少しお待ちいただくということになるでしょう。
しかし、地球温暖化の問題や
自転車が走行しやすいような道路の整備が
都市部を中心としてどんどんと進んでいるので、
自転車の需要はこれから急速に高まる
ということが予想されます。
大企業によるシェアサイクルは
2020年の東京オリンピックをターゲットにしているので、
まずはその時期を目安に
辛抱強く待っているとよいでしょう。