私たちが生きていく上で
必要とされているのは
「衣」「食」「住」ですが、
その3つと同じくらいに
大切なのが『トイレ』です。
人が1番油断できる場所としても有名なトイレ、
ある日いつものように
水を流したら流れない…。
予想できるものではないので
みなさん焦りますよね。
トイレの詰まりは、
汚物や紙を一度に多く流すことで
発生しやすいもの。
とは言うものの、
体調不良でトイレに駆け込み
もどしてしまうのを我慢するのは
なかなかきびしい話です。
そこで今回は突然の反逆、
『トイレの詰まり』と
その解決方法について
道具なし版と道具あり版を
それぞれご紹介します!
トイレのつまり直し方で道具なしでも超簡単に出来る方法は?
誰もがトイレの詰まりを予想して
道具を用意できているわけではありません。
家に専用の道具がないからといって、
詰まったときに買いに行くのは
面倒ですよね。
そんなとき、道具をわざわざ
買いに行かなくても解決できる方法が
あるのです。
この方法はオモチャなどの固形物以外の、
汚物やトイレットペーパーの流しすぎによる
トイレの詰まりを高確率で解決してくれます。
用意するものはたったひとつ。
どの家庭でもすぐに用意できて
しまう“お湯”です。
お湯といっても熱湯は厳禁で、
使うお湯の温度は絶対に
“60度までにする”
これだけは守ってください。
ちなみにベストは45度です。
トイレに設置されている便器は
そのほとんどが陶器ですよね。
陶器は熱に強いことで
知られている素材ですが、
急激な温度の変化には
弱い性質があります。
便器内の水のあるなしに関わらず
熱湯を入れてしまうと
便器にヒビが入る可能性が高く、
そのまま割れてしまうことも
あるのでとても危険です。
さて、適度な温度のお湯の準備ができたら
そのまま便器の中へいれましょう。
お湯を入れたら1時間ほど放置、
時間がたったらいつものように流します。
これだけでOK。
詰まる原因だった
トイレットペーパーや汚物が
お湯でふやけて流れやすくなるのが
この方法のポイントです。
トイレはもともと
詰まりやすい部分が存在していて、
覗きこんでも見ることはできません。
見えないので少し想像しづらいですが、
一般的に詰まりやすい部分は
「S字型」の排水口です。
S字型、詰まりやすいなら
形を変えれば良いのにと
思ってしまいますよね。
ですが残念ながらトイレに
採用されている「S字型」は
下水から上がってくる強烈な
臭いを防いでくれる役目を
担っています。
つまり、S字型をやめたら
汚物などの嫌な臭いが
家に充満してしまう
ということなんですね…。
想像したくはありませんが、
家中がトイレの臭いになるの
だけは勘弁したいものです。
最後の手段は百円ショップのラバーカップ!?
次は道具を使った方法ですね。
トイレ用の道具と言えばやはり
“ラバーカップ”。
独創的な形が特徴のラバーカップ
(別名:スッポン)。
トイレが詰まったときは
とりあえずこれを使ってみる人も多い
便利アイテムですね。
スッポンには2種類あり、
お茶碗のような形のものが和式用のスッポン、
先が少し出っ張っているものが
洋式用のスッポンになります。
使用する場前に間違って
買わないようにしましょう。
どちらもオモチャといった
固形物が原因の場合は
効果がありませんので
ご注意ください。
使い方は至ってシンプル、
便器の穴に押し当てて
引っ張るだけです。
みなさん誤解しやすいのが、
スッポンは押す力で
詰まりを直している、という点。
しかしスッポンの本気は
“引っ張る力”にあります。
グッとスッポンを穴に押し込んだら、
勢いよく引っ張ることで
真空状態を一瞬のうちに作り出し、
トイレの詰まりを直すのです。
ほぼ完全な真空状態を作って
詰まりを直したい場合は、
スッポンの先端にあるゴムを
しっかりと水に浸してから行うと効果的で、
くれぐれも水はねにはご注意ください。
さきほど言ったように、
スッポンは引っ張って使うアイテムなので、
力強く押しすぎてしまうと
排水口にムリな力が加わりすぎて
壊してしまう可能性があります。
筆者が以前、務めていた会社で
トイレが詰まったからと力まかせに
スッポンを押しこんでしまった人がいました。
結果、その人のせいで
業者に大掛かりな工事を頼む羽目になったので
強く押し込みすぎないよう
使用することが大切です。
数回、押して引っ張るを繰り返していると
ゴボゴボと音が聞こえてきたりするのが
スッポン成功の合図になります。
グッズやアイテムを買う際に
どうしても「高い=良い物」
とイメージしがちですが、
スッポンは100円ショップで
売られているものでも
十分に働いてくれますよ。
100円ショップに何か
買いに行ったついでに
スッポンを買っておけば
もしものときに安心です。
まとめ
私たちの生活をひっそりと
サポートしてくれているトイレ。
いつものように入り使ったら
詰まってしまい、あわてて
水を流そうと何度もレバーに手を
かけてしまう人も多いです。
しかしそれが1番危険。
詰まっている状態で水を
ドンドン流してしまうと、
便器から水が溢れるだけでなく、
お湯もスッポンも使うことができなくなり
業者以外は完全にお手上げです。
トイレが詰まったときは慌てないよう、
まずはトイレを一旦出て
深呼吸をしてみましょう。
みなさんのトイレライフが
より良くなるお手伝いが
できていれば嬉しいです。