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海の素潜りで息を長く持たせるマル秘テクは?海中世界を楽しもう!

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海に潜って、水の中の風景を見てみましょう。

 

浅い岩場の近くなら、岩の周りに

魚が泳いでいるのが見えますし

岩の表面には見慣れない生き物が

付いていたりします。

 

水の中に浮いているクラゲをみて

非現実な気分を味わったり

 

見とおすことのできない

水の向こうの世界に何があるのか

考えてみたりするのも幻想的です。

 

 

水の中で時間を過ごすときの大きな問題は

人はいつまでも息を止めていられない

ということです。

 

しかし、少し練習するだけで

もう少し長く水の中で過ごすことはできます。

 

 

憧れの海中世界へ!!素潜りを楽にする息トレ法とコツ教えます!!

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タンクを使わずにスキンダイビングをする場合、

シュノーケルと水中眼鏡、フィン

3点セットをつけて潜ります。

 

波が荒いところや水温が低い場合では

ウェットスーツをつけますが、

この場合身体が軽くなるので

ウェイトをつけて沈みやすくします。

 

 

普通に潜る深さは10メートルくらいまででしょう。

 

海中は深くなると太陽の光が

届かなくなりますが、水深5メートルくらいまでは

明るくて、周りがよく見えます。

 

 

水のきれいな海であればさらに深く、

20メートルよりさらに下まで光は届きますが、

 

活動できる時間も限られてしまうので、

慣れないうちは無理をしないようにしましょう。

 

 

海の生き物たちも浅いところのほうが

たくさんいるので、ゆっくり時間を使って、

あちこちで潜ってみるといろいろなものが見られます。

 

 

水深が10メートルに達すると、

水圧が1気圧上がり、ダイバーの内耳の

空気が圧縮されて耳が痛くなります。

 

これを防ぐには耳抜きを行う必要があります。

 

鼻をつまんで、鼻をかむような感じで

鼻から息を出すと耳の奥に

空気が通ったような感覚があって

耳の痛みが取れます。

 

これで潜り続けることができますが、

耳抜きも気管の空気を使うので注意してください。

 

 

普通の人が息を止めていられる時間は約1分

ほとんどの場合、30秒程度で苦しくなります。

 

1分を超えると我慢しようとしても

身体が勝手に空気を吸い込んでしまったりします。

 

 

この時間は、誰でも練習次第で

延ばすことができます。

 

深呼吸を繰り返し、息をゆっくり吸って、

息を一瞬止め、今度は長く吐いて、

という呼吸を繰り返してください。

 

 

これにより、肺の中の空気が

ほとんど新しい空気に変わります。

 

体を動かさずに気持ちを落ち着けた状態で息を止めます

1分30秒ほど、息を止めていられるはずです。

 

 

この練習を毎日数回、繰り返していると、

2分から3分くらいは

息を止めていられるようになります。

 

普段呼吸しているとき

吸い込むことのできる空気は500ml程度

深呼吸の場合でも1000mlくらいです。

 

 

普通の人の肺活量は女性で3000~4000ml、

男性で4000~4500mlくらいですから、

 

深呼吸の場合でも肺全体の1/4程度しか

空気は入れ替わっていません。

 

 

このため、肺のなかの空気を

すっかり新しくするためには

繰り返し深呼吸をすることが必要です。

 

 

潜っている状態では、

肺の中の空気の量以外にも問題があります。

 

水の中にいるという恐怖心や

興奮で呼吸が荒くなるため

必要以上に酸素を消費することになります。

 

このため水の中では、

普段よりも多量に酸素が必要になります。

 

 

海の中では、あわてずに、

ゆとりを持ってリラックスして下さい。

 

経験をつんだダイバーは水中にいても

とても安らかな気持ちで泳いでいます。

 

陸上にいるときよりも

時間がゆっくり流れているような気分です。

 

 

又、呼吸を楽にするためには

体を伸ばした体勢で活動するほうが楽です。

 

水中を泳ぐときは、体をまっすぐ伸ばして

胸を張って顔を前に上げてください。

 

血流がスムーズになって、

活動しやすくなります。

 

 

潜る動作の中でもっともエネルギーを使うのは

水の上に浮いた状態から、

水の中に潜り込むときです。

 

この動きをできるだけ簡単にすることが、

水の中で使える酸素を残しておくことになります。

 

ジャックナイフと呼ばれている

潜り方がありますので

マスターした方がよいでしょう。

 

 

深呼吸は済ませて肺の換気は

終わっている状態から、水面で体を水平にし、

全身から力を抜いて呼吸を整えます

 

大きく息を吸って、頭を水中の真下に向け、

そのまま上半身を直角に折り曲げます。

 

目でおへそを見ようとするような動きの感じになります。

 

 

身体が水に入ったら下半身を立てて、

上半身と一直線になるように延ばします。

水中で倒立するようなイメージです。

 

真下を向いた頭を動かさないで、

水面を見ないようにして下さい。

 

 

身体の重さで全身が水中へ沈み込みます。

ももまですっと水に入った感覚があるはずです。

 

そのまま両手を海底のほうへ伸ばし、

水を両手でかくようにして

上半身を水中へすすめます。

 

頭が深く水に入ったところで

両足のフィンをけってください。

 

 

正しく身体が動いていれば、このときに

フィンはほぼ足先まで水中に入っています。

 

フィンをけった次の瞬間に

体が完全に水中に押し出されて

全身に海の浮力を感じるはずです。

 

 

注意していただくことが一つあります。

 

頭が向かっている方向に体は押し出されます。

ジャックナイフに入る前に、

水中で進む方向を決めておくこと

 

 

目標の場所が体の下からどちらかに

ずれた方向にあるときは

まず真下に近い目標に向かって潜り、

 

全身が水中に入ってからあらためて

方向を変えてそちらへ向かってください。

 

 

目標がない状態でジャックナイフを行おうとすると

頭の行く方向が定まらず、

下半身を立てることができないので

 

潜ることができなかったり、

頭が下半身側に回りすぎて

回転してしまったりします。

 

 

なお、体は空腹の時は沈みやすく、

また胃が動いていないときは

血流が緩やかで酸素消費が低くなっています。

 

食後すぐにダイビングをすると、

潜りにくく、息が続かなくなります。

 

 

海中での無理は厳禁!!素潜りで息苦しさを感じる前に…

 

人間の脳は、呼吸の必要を判断するために

血液の中の酸素の量と同時に、

二酸化炭素の濃度を測っています。

 

脳は酸素が減ることよりも

二酸化炭素が増えることに反応して

呼吸をするように信号を出します。

 

 

さきほどの息を止める訓練で

さらに深呼吸を続けると新しい空気から

得られる酸素が肺の中で血液に渡され、

血液中の酸素量が増えます。

 

これによって呼吸を止めた状態で

体は活動できるようになります。

 

 

このとき、血液の中の二酸化炭素の量が

著しく減っているため脳は血液中の

酸素が減ってきても呼吸の信号を出さずに

二酸化炭素が増えてくるまで待ちます。

 

このため、実際に身体がもっている

酸素の量が少なくなっても

息苦しさを覚えずに活動することができる

時間が増えます。

 

この呼吸法をハイパーベンチレーションといいます。

 

 

ハイパーベンチレーションは、

実際は息ができないにもかかわらず、

 

そのことを感じずに活動できる時間を

かせぐための方法です。

 

 

実際にハイパーベンチレーションを使って

水中に潜り、息苦しさを覚えるまで

海底にとどまった場合、苦しいと感じた時には

すでに肺の中の酸素は使い果たされています。

 

 

ここで息をしようとして水面に向けて

あわてて上昇すると、水圧が下がって

体の中の酸素にかかる圧力が低下し、

 

結果的に酸素の量が相対的に

さらに減るので水面に着く直前には

酸素レベルは最低になっています。

 

 

この状態でまだ水面上に達していないとき

血管が切れたような、目の前が

真っ暗になったような感覚になり

意識を失うことがあります。

 

ブラックアウトと呼ばれる現象です。

 

 

ハイパーベンチレーションは

経験をつんだダイバーが、この方法で

延ばせる潜水時間を知った上で、浮上及び

呼吸にかかる時間を計算して用いることがあります。

 

通常のスキンダイビングでは、危険が伴います

ですので、使わないようにしてください。

 

 

まとめ

 

呼吸の仕方を改善し、肺の換気を上手にしたら

無駄のない動きで海中に滑り込み

目的のところまで速やかに動いて、

その場所で活動できる時間を増やします。

 

 

水の中では気持ちを落ちつけて、

ゆっくりした気持ちで海中景観を楽しみ、

 

泳ぐときは姿勢をまっすぐにして

足に力を入れず、軽い動きで移動します。

 

 

慣れてくれば、自分が呼吸するタイミング

予測できるようになります。

 

 

すっかり空気を使い果たす前に

水面へ上がったほうが次の潜りまでの

時間を短くできるので、

結果的に水中にいる時間を長くできるのです。

 

息を止める競争をするのではないのです。

海の中のゆっくりとした

時間の流れを楽しみましょう。

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