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恵方巻の原価や原価率はどれ位?廃棄があっても利益は出るの?

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近年、節分が近づくと、

コンビニやスーパーでは

恵方巻が並ぶようになりました。

 

様々な種類があって、どれも美味しそうですよね。

 

 

結構いいお値段なので、

毎年買うのを渋っています。

 

いったい原価はいくらなの?

と思うこともしばしば。

 

 

販売している場所や店舗によって様々なため、

一概には言えませんが、

おおまかにいうと、

食品の原価率は30%程度です。

 

原材料や食材にこだわっている場合は、

40%近くになるところもあるでしょう。

 

ただ、

コンビニの恵方巻きの原価率は

なんと70%なんです。

 

 

こんなんで利益出るの?と思いましたよね。

 

私も思いました。

 

 

しかしこの数字、

くどいようですが食材の原価ではなく、

恵方巻の原価です。

 

 

なぜこうなのか?

ホントに利益が出るのか?

詳しく説明していきますね。

 

 

恵方巻の原価や原価率はどれ位?廃棄があっても利益は出るの?

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コンビニで売られている恵方巻は、

コンビニ各社が提携している工場で生産されています。

 

この工場からの仕入れ値が、売値の70%。

 

このうちの50%程度が工場の利益です。

 

つまり、70%のさらに半分

35%が恵方巻の原価なのです。

 

 

食品の中では比較的高価格に設定されていますね。

そのため、売値も高くなりがちなのですが。

 

 

今回はコンビニ3社に限定して解説していきます。

 

前述のとおり、

コンビニのお惣菜の原価率は70%で

50%は工場の利益が含まれています。

 

 

この事実を踏まえ、各社の2019年度の商品価格と、

原価を算出しました。

 

 

セブンイレブン

価格:436円(税込み470円)

原価:約152円(税込み164円)

 

(URLなし)

 

 

ファミリーマート

価格:389円(税込み420円)

原価:約136円(税込み147円)

 

2019年の恵方は、東北東 こだわりの厳選食材を使った「ファミマの恵方巻」予約開始! ~定番の恵方巻に加え、肉系の恵方巻やデザートなど合計12種類を展開~
ファミリーマートのニュースリリースを掲載しています。

 

 

ローソン

価格:389円(税込み420円)

原価:約136円(税込み147円)

 

2023年 恵方巻|ローソン

 

 

いかがでしょう。

 

高いような低いような…何とも言えない値ですね。

 

 

しかし、食品の原価率は基本的には30%前後です。

それを踏まえると、高めに設定されています。

 

 

コンビニの商品の多くは、

原価の中に廃棄費用が含まれています。

 

廃棄費用が諸経費として計上されているので、

利益から引かれることはありません。

 

また、一部では廃棄費用を

店舗が負担することになっているところもありますが、

その場合でも本部は儲かるのです。

 

 

とはいえ、

近年は廃棄量が問題視されています。

 

利益が出ているのかどうかが気になりますね。

 

 

恵方巻の廃棄量はどれ位?それでも利益は出るの?

 

SNS上では大量に売れ残った恵方巻が

話題になりましたね。

 

また、2019年に放送されたNHKのとある番組で、

大学の名誉教授が、

節分を過ぎて廃棄される恵方巻の金額を試算した

と紹介されていました。

 

その額なんと…

 

年間102800万円

 

とんでもない金額ですね。

 

 

セブンイレブンの恵方巻で換算すると、

およそ220万本も購入することができます。

 

すさまじい数ですね…。

 

さらに、廃棄すること自体にもコストがかかりますので、

これ以上に損失が発生しているんです。

 

 

また、こうしたニュースなどになっている

普段目に見える廃棄というのは、

完成品のみですよね。

 

これらを作っている工場では、

未完成品はもちろん、余った原材料や不良品、

見栄えが悪いもの、作りすぎたものも

すべて廃棄されてしまうのです。

 

 

工場で廃棄されたものは

豚などの家畜の餌になります。

 

しかし、全部が全部餌になるわけではなく、

餌になるのはごく一部の比較的きれいな残飯のみです。

 

例えばサンドウィッチのパンの耳など。

 

 

恵方巻のように沢山の具材が入っているものが

餌になることはあまりありません。

 

そのため、廃棄コストが莫大にかかるのです。

 

 

しかし、

原価にあらかじめ廃棄費用が

含まれていることがほとんどのため、

利益にはさほど影響しません。

 

コンビニの仕入れ値が高価なのは

廃棄費用が入っているからだったのですね。

 

 

まとめ

 

食品の原価率はおよそ30%前後です。

原材料に力を入れているところは40%程度です。

 

また、コンビニは70

かなり高めに設定してあります。

 

しかし、

この中には工場の利益が50%程度含まれているため、

実質の原価は35%程度です。

 

食品の中では高いほうですね。

 

 

コンビニの仕入れ値が高い理由は、

廃棄費用が含まれているからでした。

 

たとえ廃棄が出ようとも、

諸経費として計上されているのですから、

本部は儲かりますよね。

 

 

また、恵方巻を取り扱っている

コンビニやスーパー、百貨店は

恵方巻のみを取り扱っているわけではありません。

 

飲み物やお菓子、雑貨など様々なものが売られています。

 

こうしたその他のものを

恵方巻の「ついで」に買ってもらうことで、

利益を得ています。

 

 

確かに、買い物をしていると、

あれもこれもとたくさん買ってしまうことが多々あります。

 

企業側もそれをわかっているのですね。

 

私個人の意見としては、

恵方巻の原価が思っていたより高くて、

原材料はちゃんとしたものを使っているんだなと思いました。

 

 

実は私、買おうと思ってコンビニやスーパーを回りましたが、

なかったので、仕方なく作りました。

 

酢飯作ったり材料集めたり本当に大変でした…。

 

やはり、一から作るとなると

なかなか手間のかかるものです。

 

 

今では、コンビニやスーパー、デパート等

ありとあらゆるところで目にするようになった恵方巻。

 

これまで手作りしてきた場合や、

手作りしようと考えている場合も、

これを機に市販品にシフトチェンジするのもいいと思いますよ。

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